たぶん世田谷のが絶対値が高かった〜スフィーダ世田谷vsFC十文字ベントス(9/20)の周辺をウロウロと…☆現地観戦記☆

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□試合前

この日も試合前には都内を散策したりして。ワタクシが大学生だった頃、京王相模原線ユーザーだったのですが、ごく稀に「大島行き」というのがありました(「東大島行き」だったかも)。それ以来、ワタクシの憧れの場所、それが江東区大島。一帯は都営住宅タウンなのですね。で、団地の一角に「おがわ」という蕎麦屋があったので入ってみた。高度成長期からバブル期にかけて開発された公団には、だいたい蕎麦屋があります(ありました)、増田屋的な。

メニューを眺めた結果、「ざる蕎麦と親子丼のセット」をオーダー。食べてみて、「あれ⁈美味しいぞ」と。「むむ、美味しいぞ」でも、「おぉ、美味しいぞ」でもなく、「あれ⁈美味しいぞ」。大袈裟に本格派感が前面に押し寄せてくるとか、そういうのではなく、言うなれば、食堂のカレーがメッチャ美味しかったときの感動です。お昼とはいえ蕎麦屋ですから、もちろん瓶ビールも頼みます。最近は、夜に飲むなら生ビール、昼に食べ物屋で飲むのは瓶ビールって感じになってきました。チビチビお茶代わりに飲めるのが良いのです。ってのを満喫してから都営新宿線京王線飛田給を目指しました。

 

□ピッチ上の両チーム

女子サッカーで、しかも2部とくれば、今ひとつどう見れば良いか難しい。女子サッカーってそういうものだったようなきもするし、この試合固有の特性だったのかもしれませんが、前半はスフィーダが相手陣内で守備をしている時間が長かった。攻撃しているのではない、プレスをかけているのです。だけどボールは相手陣内。攻撃については、手数は少なめ。でもシンプルにシュートまでやりきる、そんな感じでしたっけね。

逆に十文字は、スフィーダのハイプレスに四苦八苦。マイボールになっても、なかなか前を向けない。剥がせない。いわゆる“ビルドアップ”が不全状態。とはいえスタイルはあって、「ツートップに相手の裏を取らせて、サイドを走らせよう」という狙いは一貫していたように思います。そこから人数をかけるのか、少ない手数でシュートにいきたいのかは、よくわかりませんでしたが。

 

□注目点

女子サッカーにほ、男子ではなかなか見かけないプレーがありますよね。例えば、キーパーの図上を越えてゴールネットに吸い込まれていく、フンワリとしたロングシュート。まず、男子と比べてキック力がないので、ロングシュートが山なりになってしまう。では、そんなロングシュートに意味がないかと言うとそうではなくて、キーパーはキーパーで、サイズも小さいし、ジャンプ力も男子よりは劣るので、そういう山なりシュートでも決まるのですよね。で、こういう光景を見て、「男子と違ってレベルが低い」と感じるのか、「これこれで、男子とは違った面白さがあるな」と感じるかで、女子サッカーという(男子サッカーとは異なる)競技を楽しめるかどうかが分かれるのかな、などと考えた次第です。

 

□試合展開

試合はわりとスコアが動きました。早い時間帯にスフィーダが9番のヘディングシュートで先制します。サイドからのクロスに奇麗にあわせたのですが、女子としては9番のジャンプの滞空時間がかなり長かったような。スフィーダはさらに畳みかけショートカウンターから11番が押し込んで2点目。そこからはしばらく試合が落ち着いて、十文字も少しずつスフィーダのプレスをかいくぐれるようになってきた。そんな前半終了間際、コーナーからの流れで10番がファインショット。前半だけでスフィーダが3ー0としました。その前からバーやらポストやら直撃3連発だったので、必然のゴールとも言えます。

後半に入ってもスフィーダの攻勢は続き、コーナーキック地獄に十文字を追い込むと、連続何本目かCKからヘディングシュート。クリアしようとした十文字の選手がヘディングにヘディングをかぶせて、オウンゴールとなりました。ただ十文字もここから意地を見せ、ぐりぐり右から突破して最後は左ハーフの11番が決めて一矢報いると、さらに11番の選手がドリブルでスフィーダ守備陣を切り裂き2点差に追い上げます。しかし、後半も前半同様、終了間際のセットプレーでスフィーダが十文字を突き放し、そのまま完勝となりました。

 

□試合後

この試合の後は、お隣の味スタでFC東京戦。とはいえ3時間も間が空くので、いったん調布に引き上げます。以前に入ろうとして勇気がでなかった「潤」という喫茶店に突撃。やはり、齢も四十(しじゅう)を越えると、若者で賑わうフラペチーノ屋さんよりも、落ち着いた純喫茶を好むようになるのですよ。

東京には、なんだかんだで多くの商店街が残っていて、商店街が残っていれば純喫茶の一つや二つは健在だったりします。ちなみに「潤」がある商店街の名前は「調布銀座」という。この「〇〇銀座」という響きの持つ絶妙な(いい意味で)ウラブレ感(←褒め言葉)、たまらないですよね。フロアのお姉さん(と表現しておく)の愛想も素敵で、いまさら調布にお気に入りのお店が出来てしまったよ。