キャラ変〜FC東京vs鳥栖(8/1)の周辺をウロウロと…☆現地観戦記☆

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□試合前

FC東京というか、味の素スタジアムの城下町といえば飛田給ではなく調布。コロナでない状況で、「飲んで帰ろう」となれば、いったん調布にいく。混雑するので国領や仙川の鳥貴族に行くという選択肢もある。それはともあれ、その調布の再開発が止まらないのですよ。ジャマな踏切が地下での立体交差になって、地上部分の再開発がひとしきり完成に近づいている。

それはそれで結構なのですが、なんかね、パルコが歪んでいるんですよ。もちろんピサの斜塔みたく物理的に歪んでいるわけではないのですが、再開発前の調布に馴染んだ身として、駅前のランドマークがパルコ。線路を挟んだ向こう側がグリーンホール。駅出口とパルコの位置関係で調布の地図イメージを作っていた。でも、もはや、「改札でたら、ドンっとパルコ」でなくなったので、駅前の風景が全体的に歪んで見えてしまうのです。

 

□両チームの現状

え〜と、FC東京ですね。スタートダッシュ的には可もなく不可もなく、いかにもFC東京らしい平常運転。なんですけど、東が故障離脱しちゃいましたね。それから橋本がロシアに飛び立った。U23がリーグ参加を辞退したので、三田も含めて、駒数が足りないということはないと思うんですが、職人的な働きのできる選手が不足していますね。今シーズン、ブラジル人トリオの個を日本人選手の献身が支えるというイメージでチーム作りしてきたと思いますが、そこの部分で献身性担当が足りないかもしれません。

一方の鳥栖ですが、なんか『101回目のプロポーズ』状態。武田鉄矢浅野温子を好きになって、結婚指輪(婚約指輪だったかも)まで買って、でもいったんフラれて仕事も指輪も捨ててしまって、「もう、ボクには何もありませんよ」と浅野温子に問いかけた名シーン。鳥栖の社長さん、たぶん、現在、こういう感じですよね。ただ、武田鉄矢はそれでも、いや、それだからこそ浅野温子と結ばれた。きっと鳥栖も「僕は死にましぇ〜ん‼」ってなるのでしょう。

 

□ピッチ上の両チーム

さて、オンザピッチ。FC東京は442なのか433なのか定まりきっていない今シーズン。この試合では、一応、433だったんでしょうか。高萩アンカーの。ただ、流れのなかで、守備を整えていると、なぜかディエゴオリベイラがセンターサークルにいることも多くて、ほぼ中盤ダイヤモンドの442に見えるような時間帯も多かった。ほんの少しだけ、立ち位置だけみればヴェルディっぽかったりもする。哲学は正反対だけど。

アウェイの鳥栖は、こちらも433なのか442なのかって感じですが、442だったでしょうか。サッカーの内容ですが、ちょいと前『フットブレイン』で岡田武史さんが「中央突破を抑制して、サイドアタックばっかりやってれば、カウンターをうけないから、勝つんですよね(未来がないけど)」みたいなことを言ってて、この試合の鳥栖は、まさにそんな感じ。サイドから攻めてシュートで終わるを愚直に追求してました。

 

□注目点

ワタクシ、高萩のことが好きだったりします。好きと言ってもそういう意味ではなく、と中学生みたいなことを言ってしまう程度には好きです。そんな高萩、年々、長谷川監督の序列が下がっている模様。おそらくそれは、年々高萩が家長化していることと関係があるのでしょう。尤ももともと高萩は家長と雰囲気が似ている。一方、家長は年々家長化している。それゆえ、家長の家長化に比例して、高萩も家長化しているように思うのです。

家長化とは、一言でいうと「舐め腐った悠然」。ボールを取られないという自信があるからか、家長って、他の選手と違う競技をしているのかってくらい、ゆっくりとプレーする。それが年々、より顕著になってる。高萩も、そういうタイプ。ただ、家長と違って高萩はボールを失うんですよね。それから、相手に飛び込む気力を失せさせてしまうようなオーラというか、凄みも違う。三田の序列をみても長谷川監督は、家長系のプレーへの評価点が高くなさそう。東や橋本みたいに、キビキビ走り続けるってことが求められるんでしょうけど、さすがにキャラ変も簡単じゃないと思われますので、なんにせよ、もう一発奮しておくれ。

 

□試合展開

試合としては、比較的スコアが動く試合でした。まず試合を動かしたのは、鳥栖の若武者・石井。鳥栖は数撃ちゃ当たる的に攻めてましたが、昔の人というのは人生の真理を付いた格言を残すもんですね。数撃ちゃ当たるんです。とはいえ、FC東京も黙っていたない。レアンドロが、「えっ! そこからそのコースに蹴って決めてしまうの⁈」ってフリーキックを放り込んで同点に追い付く。ただ、鳥栖はこれまた若武者な森下が練習でも決まらないようねミドルを突き刺して、リードを奪い返す。そんな前半戦でございました。

後半もスコアの動く展開は続きます。まずは鳥栖がデザインされたセットプレーから東京を突き放します。で、そのまま鳥栖は逃げ切りモード。FC東京は総攻撃。両チーム合わせて9人の選手交代が繰り返されるなか、終盤、「いやん、高丘、困っちゃう〜」みたいなゴールでFC東京が1点差に追い上げながらも、決定的なシーンでのシュートミスも重なって、鳥栖に逃げ切りを許しました。