サポも小川航基も千両役者〜水戸vs琉球(7/21)の周辺をウロウロと…☆現地観戦記☆

                                  にほんブログ村 サッカーブログへ
にほんブログ村

日曜日は水戸まで遠出。ホーリーホックは好調ですね。長谷部さんが安定して勝ち点を拾えるチームに仕立て上げております。シーズン途中からジェフを率いることになったときは、そこまで目立つような成績を残したわけではないのですが、シーズントップからチームを委ねられた水戸では「長谷部名将説」を提唱したくなるくらいのご活躍。何かと話題になった「あつまーれ」の件も含めて、ホーリーホックは上げ潮に乗っているのかもしれません。

対するアウェイの琉球ですが、こちらはこちらで大健闘。「キン監督あってこその」感を漂わせていたチームだったにもかかわらす、昇格初年度にそのキン監督を引き抜かれたわけですから、それはそれは大苦戦するに違いないと思っていたところ、案に反して残留争いからは少し余裕のある位置をキープしている。今年からバトンを受け継いだ樋口監督が、ベテラン監督らしく、経験豊富な手練れを発揮していますね。なんか樋口監督、YS横浜を率いるようになってから、監督として大器晩成を醸し出している気がする。

 

この日はせっかくの遠出ですし、ホントは朝一で水戸を目指し、なんなら袋田の滝とかに行こうと企んでいたのですが、起きれない起きれない。水戸に到着したのは昼だったよ。そして、とりあえず常磐線ホームにある立ち食いそば屋の「水戸 上りそば」でお昼ご飯。唐揚げ蕎麦を食べる。前日も津田沼で唐揚げ蕎麦を食べたので、2日連続で唐揚げ蕎麦。どちらの店もそれぞれに美味しかったのですが、唐揚げの大きさだけを‘とりあげ’れば、水戸に軍配が上がるかも。

夕食(がてら)は久々にスタグルです。水戸のスタグル、なかなか満足度高めですよね、全体的に。その中から、まずはホルモン炒め+ハイボールを頂戴する。最近は糖質に意識高い系なんで、ビールではなくハイボール。そのあとにどうしても食べたい炭水化物メニューがあったので、余計な糖質を摂るわけにはいかなかったのです。で、どうしても食べたかった炭水化物とは、パーコー麺。「パーコー麺を名乗っておいて、実際は唐揚げラーメンじゃないだろうな?」とか思ったのですが、ちゃんとパーコー麺で、美味しかったですよ。

 

さて、試合。水戸に関して目立っていたのは、なんといってもンドカ。先祖代々、この列島に住んでいたら、おそらく決して発生しない「ン」から始まる名字のCBは、ある種の愛されキャラらしく、ヘディングで競り勝つたびに拍手喝采が起きる。それから、両SBも良かった。水戸の場合、左SBの志知の攻撃力に注目が集まりがちなのですが、どっこい右の外山も侮れない。手数というか、攻撃に絡んでいく回数では、むしろ外山の方が優れているのではなかろうか。

琉球については富所ですかね。司令塔タイプなんですが、真ん中でなく右サイド。たぶん右利きっぽいんですよね。左利きの選手が右からゲームメイクするのは、セルティック時代の俊輔みたいに、よくありますけど、右利きの選手が右サイドで司令塔の役割を担うって、まあまあ珍しくないですか? それから琉球で、もう一人、挙げるとしたらキーパーですかね。去年までキーパーは琉球のセールスポイントであったわけですが、今年のキーパーは、ちょいと危なっかしいぞ、いろいろと。

 

スコアの展開は前半のうちに水戸が2点をリード。2点ともコーナーキックからでしたね。先制点はFWの黒川が、2点目は志知が決めたもの。小川航基とか福満の加入でお尻に火が付いた黒川と、外山の影に隠れている場合ではない志知が決めたわけですから、チーム内で健全な競争が繰り広げられているであろうことが想像されます。

後半に入ると、琉球がポゼッションのイニシアチブをとり、やはりコーナーキックから増谷が押し込んで1点差に追い上げます。ちなみに小川航基が交代で投入されるタイミングで、スタンドもそっちに盛り上がっていたのにつられてしまい、ゴールシーンを見逃したのは内緒です。小川に続けて福満も投入されると、福満を起点とした展開から小川がデビュー戦でゴールを奪いました。千両役者ですねえ。FWにケガ人の多いJ1クラブの中には、彼を必要とするところはあるんじゃないでしょうか、ジュビロとか……。

 

ところで、この試合ではサポーターの応援が印象に残りました。琉球のサポーターが指笛?って言うんですか?「いーやーさっさ〜」みたいな琉球民謡のリズムに合わせて鳴らすヤツ。あれを取り込んだ応援をすることはもはやお馴染みですね。水戸については、もう10年以上前になりますかね、試合開始だったか選手入場だったかの直前に君が代を高速で歌っていた記憶があります。

さすがは水戸学というか、水戸学が過ぎるというか、そんな時代もあったのですが、今年になって、途端に垢抜けました? 選手入場までのアプローチの時間、FC東京や神戸なら、ユルネバや神戸賛歌を歌うあの時間に、ドンドコドンドコ雰囲気を盛り上げていったり、試合中でもポゼッションで優位にたったときには、当意即妙でそれ用のチャントに切り替えたり、なんだか、素敵なのですよ、水戸の応援。去年まではそこまで印象に残っていないので、なにか革命でも起きたのでしょうか⁇