魅惑の!〜FC東京U23vsカターレ富山(7/6)の周辺をウロウロと…☆現地観戦記☆

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先日、レアル移籍を受けてFC東京サポーターに挨拶した久保くんさん。いやぁ、レアルか〜。レアルソシエダとか、南米のレアルなんちゃらならともかく、マドリードかぁ。そんな久保くんさんですけど、ワタクシ的にはFC東京トップチームの試合で活躍しているイメージよりも、FC東京U23で淡々と場数を踏んでいる姿の方がイメージしやすい。久保くんさんが感謝すべきは、厳密にはFC東京U23のスタッフであったり、そこにまで足を運んでくれたサポーターたちなんじゃないかな、なんて思ったりします。

そんなFC東京U23は今シーズン、岡山時代の順位だけみると「超絶名将!」って感じではない長澤さんが指揮していますが、先日の『エルゴラッソ』にあった矢島輝一の試合後コメントとかを読む限り、少なくとも育成年代やセカンドチームを鍛える上では有能な模様。ちなみにFC東京U23をかつて率いていたのが、現在トップチームのコーチたる安間で、その安間さんの古巣がカターレ富山。そう、安間さんは、カターレ時代に中島翔哉を独り立ちさせ、そしてFC東京U23では久保くんさんを‘いっちょまえ’にしたのですな。

 

■前半

この試合は西が丘。となれば赤羽ですよ。元赤羽住民としては、ドキがムネムネです。この日のランチに選んだのは「鶴田」というお店です。このお店、夜はカウンターのダイニングなのですが、週に何度か、ラーメン屋さんとしてランチ営業をする。カウンターオンリーのダイニングに行く勇気のないワタクシですが、カウンターオンリーのラーメン屋さんに行く勇気はあるので、突撃してきました。そして汁無し担々麺を食べてみた。ちゃんと修行した大将がやってるらしく、旨かったっすよ。出汁をとる技術って、あらゆる料理に応用できるって話です。

その後は荒川放水路の資料館とかに立ち寄って、もう一度、赤羽駅前に戻る。お茶がてらケンタッキーに入ってみた。だって「カーネルハイ」ってハイボールが飲めるのですよ。というか、ケンタッキー赤羽店、タップ(樽生を注ぐヤツ)が4つもある。もはや、その辺のクラフトビールバーではないか。。。

 

さて、試合。FC東京U23で気になったのは、原大智。格好よく修飾語を並べるならば「ジャパニーズ長身アタッカー」なのですよ。どういう意味かというと、日本人の長身アタッカーって、ポストプレーに奮闘するというよりも、裏抜けとかドリブルとかにストロングがありがち。1トップ向きの、一昔前なら「電柱」と言われたタイプが非常に少ない。大迫勇也の代役が育たないのですよ。

対する富山ですが、ワタクシ、個人的に若い背番号の選手が多くピッチにいる状況が好きです。そういう意味では、敢えてシステムを541と表現したときの前5人のうち4人が「6」「7」「8」「9」だった富山、好きです。ちなみに残りの1人、「20」番は花井聖です。元グランパスのプリンス、まだまだ現役で奮戦してるのですね。とはいえ、チーム戦術の問題なんでしょうけど、FC東京U23は思いっきり花井をフリーにして放っておく。元グランパスのプリンス花井聖、完全に舐められてますやん。

 

■後半

 

展開としては、前半から富山が優勢に進めます。ポゼッションといい、シュートの数といい、見ている体感では結構な差があったのではあるまいか。とはいえ、なかなかスコアが動かなかったので、「このままハーフタイムかな……」とあくびしかけたロスタイム、前嶋のナイッシュで富山が先制しました。序盤から前嶋、動きが良かったですからね、報われた感じです。

後半に入っても、イニシアチブを握ったのは富山。なのですが、追いつかれてしまいました。右からのクロスに原が合わせたゴール。「ストライカーの嗅覚!」というより、「とりあえず足を伸ばしたら届きました♪」ってイメージのゴール。とはいえ、その後もイニシアチブは富山。なのですが、勝ち越せません。試合終盤はさながらFC東京U23GKの波多野劇場。もはや波多野はU23要員にしちゃいけないレベル。というわけで1ー1の引き分けでした。

 

この試合、印象に残ったのは、後半のFC東京U23の布陣。常磐が退いて平川がボランチに落ちたことで品田・平川という魅惑のWボランチが実現しました。高萩・東のWボランチみたいな。常磐に代わって投入されたのはFWの久保。つーわけで前線は久保と原という魅惑のツインタワーが君臨。‘君臨’ってほどの圧倒的感はなかったですけど、富山が前がかりになったことで、それなりに存在感は示していました。主に地上戦で、でしたけど。久保が前線に入ったことでユインスがサイドハーフ。両サイドハーフが宮崎幾笑とユインスという魅惑の突貫小僧コンビとなりました。ユインスは走っても走ってもパスが出てきません。幾笑は、まだトップフォームじゃなさそうですね。

ちなみに富山で魅惑だったのは途中出場の伊藤優汰。さすがは将来を嘱望された時代もあったタレント。久保くんさんとか、トゥーロン伊藤達哉みたく、隙間でもらって、そこからの推進力って部分が秀逸でした。