偉い人!〜横浜FMvs神戸(5/18)の周辺をウロウロと…☆現地観戦記☆

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この日は横浜と神戸の港町対決。横浜FMは、去年と同様にどうにも評価が難しいというか微妙なポステコグルー監督が率いております。「まあまあ」としか表現しようのない成績。とはいえ、マリノスって、岡ちゃん退任後、けっこうずっと監督人事に迷走してきたイメージもあるので、悪くはないのかもしれない。なんせ、木村和司とかが監督してましたからね。それに比べりゃポステコさん。良い監督です。

対する神戸。シーズン当初にこの試合を見に来る予定を組んだ時点では「本場ヨーロッパ仕込みの、5レーン的ポジショナルサッカーのお手並みを拝見しようじゃないか!」と意気込んでおったのですが…さよならリージョ。吉田監督が「オーナーは介入してま宣言」しましたけど。わざわざ、そんな宣言をしなきゃいけないことが、すでに問題なのだぞ。わかってるか?偉い人‼

 

■前半

自宅から日産スタジアムに行くのにはいくつかルートがあるのですが、とりあえず最寄り駅から大井町駅へと向かい、大井町線に乗る。……大井町線って、、、遅い? たまたま急行が出発してしまった直後の各停で、それで行くのが最速だったんですが、急行と各停で溝の口駅まで10分以上、かかる時間が違うのか。ともあれ、溝の口から新横浜行きの座席定員制バスに乗って日産スタジアムに行こうとしたわけですよ。そしたら奥さん、「満席です!」とか言われたのでざますよ。

大井町線で来た道を戻り、自由が丘で東横線に乗り換え、菊名から小机という王道ルートでなんとかキックオフには間に合ったのですが、そしたら今度は、ピッチにイニエスタがおらへん。うすうすわかっていたことではあったのですが、マジか〜。ついでにポドルスキもおらへん。なんならサンペールもベンチスタート。まあ、サンペールはええわ。イニエスタ、見たかったな。15年前は、イニエスタかイエニスタかわからなかったけど。とりあえずビジャを見れたことで満足しておこう。

 

さて、サッカーの内容。横浜FMはマルコス・ジュニオールとエジカル・ジュニオのジュニオール&ジュニオコンビが、まあ、言ってしまえば縦関係の2トップみたいな感じ。横浜FMといえば433のイメージでしたが、この試合は4231あるいは4411って雰囲気でしたね。で、戦術としては、中盤のビルドアップで相手を引き付けて、スペースができたところでウイングを走らせて単騎突破させるようなスタイル。ヨーロッパのサッカーに近いですかね、パスレンジ以外は。

こういうスタイルだと、最終ラインを高く押し上げることが増えて、でも、その割には全体的に危うい対応がマリノス最終ラインには目立って、という中で神戸もチャンスを作ります。特に前半については、田中順也との元柏コンビネーションが円滑だった左SBの橋本とか、右SHとして持ち前の如才なさを発揮していた西なんかが目に付きました。

 

■後半

スコアは前半のうちから動きます。カウンターから、かめはめ波の方だからジュニオールの方ですね、マルコス・ジュニオールがファインゴールを決めて先制すると、後半はマリノスがさらに畳みかける。どちらかというと右の仲川の方がスタンドを沸かせていたなか、左ウイングの遠藤がキレキレのドリブルで切り裂きペナルティエリアに進入。丁寧なラストパスに途中出場の李忠成が合わせて追加点。李忠成、そういや今年からマリノスでしたね。ストライカーらしくゲットゴールです。9割方は遠藤の得点ですけど。

この2点目を決められたくらいから、一気に神戸の敗色が、ピッチのムードとして濃厚に。ビジャとか、うつむいてトボトボ歩いてばかりでしたし(これが嗅覚系FWなビジャのデフォルトなのかもしれませんが)。逆に、気落ちする神戸を尻目にマリノスはノリノリモードに。三好と天野が途中出場(!)でピッチに送り出されると、三好が2得点を決めてしまいます。神戸はウェリントンが意地の1点を返しますが、とても溜飲を下げられたものではないでしょう。

 

そんなわけで、マリノスの圧勝だったのですが、この試合、メインスタンドの1番高いところ(値段ではなく高度が)の席からの観戦でした。必然的に、日産スタジアムですし、豆粒大の選手を俯瞰で眺めることになります。とりあえずビジャを定点観測しようということになって、全体を見渡しつつも、ずっとビジャに注目していた。デジカメのズームを駆使しつつ。で、わかったことがあります。それは、神戸のビルドアップがほとんどビジャまで届かないという事実。その2手3手前の段階でパスミスが起きたり、パスカットされたりして、ビジャは開店休業状態。そりゃ、ビジャもうつむきながらトボトボ歩くしかなるってもんだ。三田とかいるんだから、個としてパススキルが低いとは思われないのですが、状態の悪いチームって、往々にして、こういうことになりますよね。だったら割り切ってウェリントンの高さ任せのサッカーにしても良さそうなものですが、そうするとバルサ化を推進したがる偉い人に叱られるからできないのでしょう。夜明けは、いつだ?