ホームチームの苦難⁈〜群馬vs秋田(3/10)の周辺をウロウロと…☆現地観戦記☆

                                  にほんブログ村 サッカーブログへ
にほんブログ村

今シーズン3試合目は正田醤油スタジアム。正田一族のご令嬢がロイヤルウエディングで日本を明るくしてから半世紀。いまや、お孫さんの結婚相手について、いろいろとツッコミどころがありすぎて、なんだかワチャワチャしている今日この頃、ザスパは布体制2年目に突入です。高校サッカーの名将も協会入りしてからは、あまり評判が芳しくなく。でも、昨シーズンも後半から終盤にかけては強かった印象も。尤も去年のJ3は大相撲でいえば9勝6敗でも3位争いくらいはできていたので、今年こそ真価が問われる。

相手は秋田。数字的には杉山監督も悪くなかったなかで、昨シーズン途中に、敢えての間瀬第二次政権誕生っていうプロセスがありますから、間瀬さんは間瀬さんで正念場のシーズンになりますし、そういう判断を下したフロントもも、また正念場。なんせ、殿様知事がスポーツインフラへ圧力をかけまくるお土地柄。だからといって地に足がつかなくなっては全てがおじゃんですので、堅実に成長してくれ。

 

■前半

この試合は17時キックオフという、少しトリッキーなスケジュールでしたので観光をしてきました。「十年一昔」とはよく言ったもので、いやぁ、激変しましたね。「何が?」って話ですが、富岡製糸場ですよ、富岡製糸場。ワタクシが10年ちょっと前に立ち寄ったときには、いまだ一般公開されていなくて、守衛所の前から外観を背伸びして眺めるくらいしかできなかったのに、今回訪ねたら、それはそれは立派な観光地になっていたではありませんか!いまさらながら、世界遺産になるって凄いなぁ。

その2匹目のドジョウを狙ってか、群馬県、今度は「上野三碑」を前面に押し出している模様。なんせ、駅の改札を出たところのコンコースにレプリカを飾ってあるレベル。……でも、さすがにしんどくない⁇  詳しくは知りませんが、要するに昔の石碑ですよね。どこにインスタ映えする要素があるんだ? 観光地として成功するための最大要因、それはインスタ映え富岡製糸場はそこをクリアしている。でも上野三碑は……しんどくない⁇

 

システムについては、ザスパが352。あるいは532。3バックに3ボランチのあれ。アンカーには青木翼が入って、2トップの一角が青木翔太。この2人が間違いなくビルドアップのキーマンなんですけど、それにしても、「翼」と「翔太」って。。。ただでさえ同じ名字なのに、2人ともフライハイやん。ともあれザスパのサッカーは低く構えて、奪ったら長駆する、両WB(+辻)が死ぬパターンのヤツ。

秋田のシステムはアンカーを置く433。非常に特徴的で、何はともあれ両ウイングがサイドライン際にえげつないくらい開いている。横幅広く使うにも程がある。そう、秋田のサッカーは一言、「サイドアタック」‼ ビルドアップの段階で長短織り交ぜたサイドチェンジ。仕掛けもサイド、人数をかけるのもサイド。そうやっているうちにインサイドハーフがするする侵入していく、そんなサッカーです。

 

■後半

前半から、両チームとも目指すサッカーの片鱗を見せつける、緊張感溢れる応酬。その中で秋田CFの林容平が股裏にアクシデント発生して退いてしまいます。いつみても線が細いよね〜、林容平。「お前は、ベレーザの清水梨沙か‼」と。対照的にザスパのCF青木は輝きを見せました。もうね、バッジオみたい。ゴールも決めたし、起点にもなるし、スルーパスも出すし。ともあれ試合は疑惑のPKによるゴールで同点になって折り返します。

後半に入るとホームのザスパが押し気味に試合を進める。そして、シュートのこぼれ球に反応して押し込んだのは、再び青木翔太。このままいけばMOM、だったはずなんですけどねぇ。群馬は深いラインでブロックを作って、攻められながらもシュートを打たせない守備で逃げ切りを図るものの、今度は翼の方の青木が中盤で致命的なバックパスミス。そのまま藤沼に決められてしまい、勝ち点がすり落ちてしまいました。ザスパとしては悔しいドローとなってしまったのではないでしょうか。

 

さて、丸1年ぶりに訪れた正田醤油スタジアム。いやぁ、まさかのバックスタンド陥落。要するにバックスタンドはクローズにして観客を入れなくしてしまった。それだけ動員力の低迷が長引いているということで、そこの改善のためにも草津を「クサツ」にして、「群馬」をチーム名にした。アイデンティティと引き換えに広域化を採った、のですけれども、そんなクラブの必死な姿勢に対して空気を読まない草津町長がいましてね。

この日は開幕戦なので群馬県副知事とか前橋市長とかが来ていて、草津町長もいた。で、この町長さん、挨拶で「ザスパ草津で生まれたクラブです!」という、あくまで草津の“オラがクラブ”を主張する。まあ、それはギリ理解できる。でもね、その後、草津町が自然災害を乗り越えてきたってことを述べるにあたって、「このように、草津町は、全員野球で困難を乗り越えました‼」とか言い始める。……いやいや、サッカーの開幕セレモニーだ。なにゆえ、よりによって、「全員“野球”」なんだ、と。頑張れクサツ、未来志向でサポーターを増やしていってくれ。