独特システム対決!〜横浜F・マリノスvsコンサドーレ札幌(10/5)の周辺をウロウロと…☆現地観戦記☆

                                  にほんブログ村 サッカーブログへ
にほんブログ村

今年は本当にマリノスと縁がある。この試合で何回目の生観戦となるのだろうか。4〜5回にはなると思うのですが、ワタクシ基準では、1シーズンでこの数字は、そうとう多いです。ただ、さすがに今シーズンはこれでお終いになる可能性が高いのですが、果たしてポステコさんと再会できる日は来ますかね? 来シーズンも日産スタジアムに彼はいるのだろうか⁇ 現状の成績では、まあまあ微妙。

対するコンサドーレは快進撃ですね。とにもかくにも安定のミシャさんです。浦和時代は、それなりにリクエストに応じた選手を補強してもらえていた分、勝負弱さの部分をフォーカスされがちでしたが、札幌では、着実にチームを作れる良さが正当に評価されています。そんなミシャ札幌が、どんなパフォーマンスを見せてくれるのか楽しみでしたが、絶対的なキーマンたる宮澤がメンバー外? 理由は予習してませんでしたが、宮澤のいない札幌なんて、梶山のいないFC東京と一緒じゃないか‼

 

■前半

神奈川って、昭和初期までは郊外奥座敷的なポジションだった、地味な温泉地がチラホラありますよね。代表的なのは、駅名にまでなっていて、かつ最近大復活している老舗旅館で有名な鶴巻温泉ですが、東横線沿いの綱島も、そういう奥座敷の一つ。ただ、今回、降り立って目を見張ったのは、かつての温泉街の名残であったり、名残が全くないことへの感嘆ではなく、バスロータリー。ミサイルを発射するような縦型配置で次から次へと飛び出していく。アムロ、行きま〜す! オヤジにもぶたれたことないのに‼

なにゆえ乗換駅の菊名ではなく綱島で途中下車したかというと、まあ、ご飯ですよね。雑誌か何かで調べたところ、綱島に雰囲気が仄かに怪しげなタイ料理屋さんがあるというので、食べてきましたよ、ガパオライス。「タイタニ」という店。別に怪しげではなく、地方の定食屋さんとかにありがちな、飾り物とかが年月を重ねるうちに乱雑に散らかってしまっている状態ですね。タイ料理さんでその状況が発生すると、怪しげというか、オリエンタルミステリーになるのですよ。

 

オリエンタルではないですが、ミステリーといえば、この試合での札幌。ミシャといえば3421の伝道師だったわけですが、たぶん、ワタクシの視認の限り、442だったですよね? 菅が最終まで落ちる一方で、駒井は中盤に残る感じ。早坂が右SBに広がるというか、ともあれ、「守備では3バック、攻撃では415」という、例のアレではなく、守備時は442、攻撃時はむしろ3バックっぽい感じ。

ホームのマリノスのミステリーシステムは後述するとして、前半から目立っていたのは、遠藤・仲川・扇原。遠藤と仲川の両WGはすっかり攻撃のストロングですよね。成績はともかく、この2人を覚醒させたのはポステコさんの功績でしょう。個人的には扇原のアンカー職人っぷりを全開にさせてくれていることもポステコさんの評価ポイント。

 

■後半

試合は前半から動きまくり。もうね、マリノス守備陣、完全に崩されるのですよ。そしてオフサイド判定2連発で揺らされたゴールを取り消してもらったりしたのですよ。そりゃ、ジェイの先制点も、もはや必然。でも、完全に崩されたのはマリノスだけでなく、コンサドーレ守備陣も同じ。ノーガードの打ち合い上等よろしく仲川が同点ゴールを決めると、最終ラインすり抜け放題天国を謳歌した山中がものの見事に突破すると、最後はウーゴが押し込み、マリノスリードでハーフタイム。

後半もオープンな展開は続き、互いに相手ゴール前に幾度となく押しかけますが、両チームとも、まるでラストプレーの精度不足を競い合うかのような応酬にもなります。そうやっているうちに、徐々にマリノスは時計の針を進めようとするモードに突入。なのですが、こういのは危険。日本人のメンタリティとして、時間を稼いで逃げ切りを図るというのは、残り5分まで我慢したほうが無難だと思うんですよね。最後20分はコンサドーレが押せ押せに。どうにかリードを守り切りましたが、マリノス的には、あまり心臓に良い試合とは言えなかったでしょう。

さて、最後にマリノス独特のシステムについても触れておきます。マリノス、最近は山中だけでなく、松原もニセボランチになる。なので、攻撃のときは、2323(2CBー松原・扇原・山中ー天野・大津ー3トップ)みたいなかたちとなる。そのときインサイドハーフの天野と大津はセントラルミッドフィルダーというよりもサイドハーフとしての動きをすることになっているっぽい。3ボランチの左右と左右SHの関係だから、臨機応変に大津と松原、あるいは天野と山中はポジションチェンジを繰り返す。なるほど、と。だから喜田や中町ではなく大津が使われているのかと。喜田はサイドハーフというよりセントラルミッドフィルダー。このシステムのインサイドハーフとしては、ややスタイルが違う。出番も減るってもんだ。・・・まあ、腐らずに頑張っとくれ。