ジェフが心配だぞぉんDazn〜ちばぎんカップ(2月11日)の周辺をウロウロと…☆現地観戦記☆

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日立台のキャパ的に、もっと立錐の余地がなくなるのかと思いきや、メインスタンド側の端っことかには多少の空席がありましたね。

■前半

2年ぶり何回目かで、世界三大カップの一翼がワタクシ的開幕戦となりました。このシーズンオフから俄に発生したJリーグスペイン人ブーム。最初はDaznマネーの兼ね合いかなにかと思いましたが、代理人さんたちの戦略って噂もなくはない。ともあれ、そんなスペイン人ブームの一環として、ジェフでも今年から監督さんがファン・エスナイデルという御仁になりました。お手並み拝見なわけですが、システムとしてはアンカーを置いた352というか3322というか。

 

 

戦術は、非常に特徴的です。簡単にいうと「サイドへのロングボール」と「カミカゼプレス」です。カミカゼプレスは、岡田ジャパン時代から、石崎さんとか、それ相応に続いてきたやりかた。多くの場合、日本の高温多湿を前に、夏場に上手くいかなかったりもしますけども、タイミングさえ整理できればやれなくもない。ただ、スペイン人監督が、どこまで、その高温多湿を想定できているのか、一抹の不安。「サイドへのロングボール」については、CBタイプをWBにおいて、最終ラインからのロングキックのターゲットするというやりかたで、成熟すれば面白いかも。

 

 

対するレイソルの注目は、なんといってもブラジル人トリオでしょう。去年からいるディエゴ・オリベイラクリスティアーノに、ハモンロペスが加わりました。バンドのスリーピースだと「ボーカル&ギター、ベース、ドラム」とかですし、お笑い芸人の3人組だと「大ボケ・小ボケ・ツッコミ」という役割分担になりますが、この3人の場合、誰が大ボケで、誰が小ボケなんでしょうかね。ポジション的には2トップの二人が大ボケ・小ボケで、クリスティアーノがツッコミって構図ですけど。それにしても、「ブラジル人トリオで大ボケ・小ボケを揃える」ってやりかたをするのなら、ヴォルティスあたりが採用すれば良いのに。大歩危小歩危だけに・・・。ゴホン、ゴホン。でね、ですよ、ブラジリアントリオに加えて前線にはもう一人いて、それがIJこと伊東純也。こちらも単騎突破タイプ。なので、レイソルは実質424って感じでしたね。

 

 

 

■後半

スコアレスで折り返し、後半からジェフはラリベイを投入します。この人もスペイン人。かと思いきやアルゼンチン人。でも、活躍したのはリーガ。セルタとかでゴールを量産したとかしないとか。前半のジェフは、徐々にあれこれ対応されていくうちに、打つ手がなくなっていったので、テコ入れとしては、至極、合理的。数は多くなかったものの、下りていってクサビを受けるとか、そういうシーンもありました。シュートシーンこそ多くなかったけど。1対1を中村航輔にストップされたのは、この選手だったかしら。

 

 

そんなラリベイですが、ワタクシの頭の中では、ひたすら「バンゲリングベイ」の語がグルグルしておりました。この言葉に反応したあなたは、もはや「オッサン」です。いや、オッサンを通り過ぎて「初老」かもしれません。きっと「エキサイトバイク」とか「イーアールカンフー」の語にも反応することでしょう。年末に発売されてオールドファンの心を鷲づかみにしたミニファミコンには内蔵されているんでしたっけ?

 

 

そういうこっちゃないのです。重要なのは、早々にカミカゼプレスが終熄してしまい、レイソルが一方的にジェフをボコり続ける状態に、徐々になっていったということです。しかも、この現象は前半の半ばから始まっていた。レイソルが決定機の山を築きまくるのです。そして、それをことごとく外し続けるのです。

 

 

そして外し続けていると、高校サッカーにはよくある「入らない日は入らない。そして、カウンター一発に散る」って雰囲気が漂い出すのですが、こういうときこそ、持つべきものはクリスティアーノ。シュート意識の塊みたいな選手ですからね、悠々と決めてしまって、この1点で試合の趨勢は決定でございます。ワンサイド状態のなか、さらにディエゴオリベイラも追加点を決めて、そのまま事故も何もないままタイムアップ。ブラジル人トリオの共存が可能かどうかはジェフがショボかったので確認できず。それくらいジェフはダメダメでした。果たして、命運やいかに!?

 

 

 

日本代表への推薦状

□推薦者

・乾 貴哉

□推薦理由

スタメン表を見てみると、ジェフには「清武」という選手と「乾」という選手がいるではありませんか。まさかですけど、半年前にはリーガに所属していた2人か? なんて小ボケをかましている場合ではありません。清武については、あの清武の弟ですけど、乾の方は、あの乾の関係者ではないでしょう、たぶん。そういや、ジェフには乾達朗という選手もいましたけど、こっちの関係者である可能性はなくもない。調べてないからわからない。

 

 

この選手を推薦するのは、別に彼個人のクオリティが特段に高かったからではない。本文で述べたように、エスナイデルさんのサッカーでは、ロングボールをWBにあてる。そのターゲットとしては有効に機能していたからですね。こういう、ワイドに競り合える選手を置くってのは、一つ、ありかな、と。日本代表でいえば本田圭佑を352の左WBに置く感じ。本人は毅然として拒否するでしょうけど、一つのオプションとして面白いと思われます。