頭がこんがらがって、わけわかめ〜相模原vs琉球(9月25日)の周辺をウロウロと…☆現地観戦記☆

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もはや、今シーズンのJ3中位、昇格もなければ、システム次第では降格を取り沙汰されるような順位に落ちることもないであろう2チームの対決。

■前半 

自分のブログの検索機能を使うと、今シーズン、相模原の試合を見るのは6試合目らしいのですが、安永さんが監督になってからは初めての観戦となります。それにしても、なぜ薩川さんは辞任したの? 外野の視点からは釈然としないところ。戦力的にも、ライセンス的にも、現状、J3の中位というのは、まさに“分相応”なポジションだと思いますし、薩川さんの実績を考えたとき、多少、マックスの期待値には及んでいなかったとしても、「辞任しなきゃ」って思わせる状況を作っちゃったのは宜しくなかったのではあるまいか。

 

 

まあ、そんなことは安永さんには無関係。早速、独自色を押し出します。久しぶりに観戦したら、その“シャッフル感”に目が白黒ですよ。負傷とかカードトラブルとかの影響もあるかもしれませんがトロとか工藤とか、屋台骨だった選手の名前が消えているじゃありませんか。それから、“攻撃的感”にも目が白黒。本来MFの坂井がCB、トップ下キャラの菊岡がボランチ、そして一番の目玉は普光院のSBへのコンバートですかね。

 

 

試合は早い時間帯に動きます。序盤は相模原が玉砕覚悟の大攻勢を仕掛け、琉球守備陣をコーナーキック地獄に陥らせましたが、その中から、この試合ではCF起用されていた“真奈兄ちゃん”こと岩渕がゴールネットを揺らします。相模原が何度もコーナーキックのチャンスを得られた要因は、相模原の極端なサイドアタック戦術があったように思います。序盤戦における普光院と牧内という両SBのオーバーラップはえげつなかった。もちろん、90分はもたないわけですが。

 

 

先制点を奪われた琉球は、すぐさま反撃を仕掛けます。反撃を仕掛けられた相模原の守備陣はずるずる下がります。そうするとスペースができる。スペースができるので、琉球は好き勝手に攻撃を仕掛けるのですが、持てるがゆえに富樫あたりが持ちすぎるたりする。でも富樫はチャンスをフイにするだけではない。相模原のチェックが甘々ゆえにスーパーミドルシュートを突き刺して同点にしたりもする。要するに、相模原の守備については、いまだ再構築の最中ってことです。

 

 

 

■後半 

後半に入ると、両チームとも複雑な交代を繰り返します。煩瑣の応酬とでも言いましょうか。まず、後半の頭から琉球が動きます。CFのパブロを下げて、CBの増谷を投入。前半はCBだった田辺(終盤はコーナーキックも蹴っていた)がボランチに上がり、ボランチの富所がトップへ。対する相模原はCFの岩渕に替えて左SBの成田をピッチに送る。それに伴い左SBの普光院が右SBに、右SBの牧内を右SH、右SHの石田を岩渕の位置へとスライドさせました。

 

 

次いで相模原はアンカーの北原を下げて飯田を投入。中盤をダイヤにして、飯田はその頂点に位置する。相模原、最後のカードは(元)ビエリ近藤。近藤は多分さしあたりFWに入って、再び石田が右SHに戻る。でも近藤と石田は頻繁にポジションチェンジしていたので、もはやわけがわかりません。琉球琉球で、仲村とスイッチしたレオナルドがトップに入り、富所が二度目のスライドで左SHに移動したりする。いったいぜんたい、なんてこったい。

 

 

そんな小細工を繰り返すなかで、気がつけば試合はオープンな展開。両攻撃陣とも決定的なチャンスを迎えまくり。でも、ゴールネットは揺れない。なぜならば、琉球の朴、相模原の藤吉という両GKが抜群の働きを見せ続けたから。ちなみに藤吉は、試合前の応援メッセージによると、『キャプテン翼』の森崎君キャラらしい。ともあれ、両GKの他にも獅子奮迅の働きが見られて、それはバーとポスト。もうね、両チーム合わせて、何回直撃させてるんだ?と。

 

 

トリッキーな選手交代が繰り返されたのも、オープンな展開になったのも、背景は通底していて、ズバリ「暑くてバテたから」。そりゃ9月の13時キックオフですもん、そうなりますよ。頑張れ、行政! 照明施設プリーズ!!(市民でないゆえ納税してませんが…)。そんな酷暑の消耗戦、決着を付けたのは最後まで右サイドを爆走し続けた琉球MFの田中恵太。終了間際に殊勲の勝ち越しゴールが決まると、ロスタイムには途中出場したばっかりの朴がダメ押しゴールも決めて、琉球が勝ちきりました。

 

 

 

■日本代表への推薦状

□推薦者

・岩渕良太

□推薦理由

この選手って明治大学ですよね? 和泉竜司とかとかぶってるんでしたっけ? 当時のポジションはどこだったんですかね? 案外、FWだったりして、とか思ったりもしたんですけど、大学サッカーはカバーしておりませんので詳しい人がいたら教えてください。相模原では2列目とか3列目とか、中盤のセントラルのポジションを務めることが多かった印象もあるんですけど、安永新監督は彼の適正ポジションをCFだと考えている模様。

 

 

安永さんといえばプレーヤーとしても指導者(の卵?)としてもスペインでの経験が長い人ですので、「バルセロナとかの影響を受けて、足元の技術を買って0トップとして岩渕を使っているのかしら?」とか思ったのですが、そうでもなさそう。パワフルとまでは言いませんけど、ポストワークは上手でこなれていた。洒脱にボールを受けて流麗に流す、みたいな。ちょっと、FC東京の東がトップ下に入ったバージョンに似ていますかね。ともあれ、いつか「岩渕真奈って、良太の妹なんだね」と言われるよう、今後も努力を続けてくださいまし。