「なんか違和感、そして岡崎。」ってな試合【日本vsカンボジア】の周辺をウロウロと…★テレビ観戦記★

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■日本 3 vs 0 カンボジア[WCアジア予選 11月17日]

今から30年くらい前、通っていた小学校の近くに、お年寄りのための施設があって、そこのゲートボール場には人工芝が張られていました。その頃の人工芝にはそんなものありませんでしたけど、いまやサッカー場の人工芝にはゴムチップが撒かれているんですね。で、人工芝そのものにも慣れていない選手たちは、ゴムチップのアンバイにも“違和感”を覚えていたらしく、なかなか華麗なパスワークが発動できませんでした。そうです“違和感”なのですよ、この試合のキーワードは。

 

 

例えばユニフォームの色。カンボジアってなんとなく赤っぽいイメージがあったのですが(ベトナムと混同してる??)、チームカラーは青なんですね。しかもアディダス風。差し色は赤。なんだか、我らがサムライブルーっぽく見えてしまう。アウェイの日本代表は白の2ndユニ。青のチームが敵で、応援すべき日本代表が違う色ってのは、なかなか戸惑ってしまう。日本代表の白に違和感があるのではなく、カンボジアの青が日本代表に似ていて“違和感”を覚える。

 

 

他には、キャプテンマークを巻いていたのが岡崎であったこと。岡崎といえば長らく代表チームのエースストライカーとして君臨してきましたし、性格的にもフォアザチームの権化みたいなところもあるので、キャプテンマークが似合わないわけでは決してないんですが、現象として岡崎がキャプテンマークを巻いている光景を見ることがこれまでほとんどなかったので、なんだか“違和感”なのですよ。清水の時もあんまり巻いてないんじゃなかろうか? 滝二の時は???

 

 

そんな岡崎さん、後半始まってすぐのタイミングでPKを外してしまいます。この光景については、なぜかあまり“違和感”がない。いや、岡崎がPKを外すシーンって、そんなにしょっちゅうみられるものではないと思うんですが、どういうわけだかPKを外しても「えっ!あの岡崎が!?」ってならない。決めても外しても、どちらにせよ「岡崎らしいなぁ」で済んでしまうのはなぜでしょうか。遠藤保仁とか大久保嘉人が外すと「うっそん」って感じるんですけど。。。

 

 

でも、そんなことでへこたれないのが岡崎。先制点は実質的に柏木の正確なフリーキックに岡崎が合わせることで発生した得点。岡崎は、いつでも岡崎であって、岡崎としての仕事を完遂するのです。町の中華屋にいけば回鍋肉を食べておけば間違いない。豚肉とキャベツを炒めて不味くなることはほとんどない。それと同じで岡崎が機能しないことも、ほとんどないのです。で、これ以降は、キックオフから勤勉に戦ってきたカンボジアの選手たちも精根尽きかけてきて、日本代表はしっかり追加点。得点差的に酷評されがちでしょうし、柏木が入るまでの一本調子感に物足りなさを感じる向きも少なくないことでしょうが、ハリルさん的には「緊張感のあるトレーニングマッチ」という位置づけだったでしょうから、そういう意味では、さまざまな確認ができたのではないでしょうか。