最近、目立ちたがり屋の審判との遭遇率が高いです〜町田vs富山(8月2日)の周辺をウロウロと…☆現地観戦記☆

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夏の野津田に来ると、小学校時代の夏休みを思い出します。

■前半

両チームとも、システムはオーソドックスな442。なので、正直、あまり面白みがないと言いましょうか、これと言って個性的な部分が見えづらいサッカーを展開しておりました。あえて両チームで目立っていたところを指摘するならば、町田は真夏のゲームの前半ということもあってかツートップへの縦ポンが異様に多かった。他方の富山は、やはり縦ポンがメインなのですが、それに加えて両SBのクロスミス率が尋常でなく高かったですね。

 

 

そんなわけで、失礼ながら凡戦の雰囲気が漂ってきて、少し疲労が蓄積気味だったワタクシは、ついつい眠気に襲われてしまっていたのですが、そんな睡魔を一気に吹き飛ばすような出来事が。・・・いや、なんとなく嫌な予感はしていたのですよ。例えば、町田競技場の電光掲示板はカタカナ表記なんですけど、そこで富山DFの平出が「ヒラデ」と表記されていたり(スポナビアプリ調べだと「ヒライデ」)、北井の背番号が37番のところ「27」番と表記されていたり、なんだかヘンテコな空気感は漂っていたのですが、前半最後の方のプレーで、27番と間違えられていた北井が謎の退場をくらってしまいます。

 

 

にしても北井は気の毒。古巣相手ということでいつも以上に気持ちが入っていて、入りすぎていて、所作なり言葉遣いが乱暴になっちゃったんでしょうか。ワタクシの席からは遠くて詳細は不明としか言いようがないのですが、なんにせよ、コーナーキックでの小競り合いなんですけど、前半から一発レッドはないわ〜

 

 

 

■後半

富山が数的不利になったわけなんで、必然的に後半は町田が一方的に攻め立てます。相馬さんのサッカーは比較的、パスを丁寧に繋いでいく印象がありますけど、後半は、そのイメージに近くなります。もっとも、ゲームプランとして「前半は縦ポンで、相手の足が止まりはじめる後半は繋ぐぞ!」ってのがあったのか、相手が1人減ったからそうなっただけなのかは不明ですけど。

 

 

自分たちより順位が上のチームとのアウェイゲームで、その上、数的不利になってしまった富山としては、「勝ち点1でも御の字」と割り切って、もう守りきるしかない。1人を前線に残して、8人は自陣で釘付け。中央に人数をかけて、町田の守備を跳ね返していくのみです。もはや気合いと根性なわけですが、気合いと根性となれば、赤帽こと岸野さんが率いるチームですからね、決して苦手ではない。カラダを投げ出して、実に粘り強く守り、失点を許しません。

 

 

焦ったのは、むしろ相馬さんの方。残り10分以上を残したタイミングで、アタッカーの宮崎に代えて、DFの平をピッチに送り込みます。これはどういうことか。そう、町田のベンチにはパワープレー要員がいなかったんですよ。そこで、平をCBに入れて、CBで先発していた深津を前線に上げたわけです。対する富山は後半37分に切り札である苔口を投入し、一発にかけます。

 

 

残り10分(+α)については、人数が少ないはずの富山の方が躍動していた気がします。特に、おそらくカターレサポーターの希望の星なのであろう、アカデミー育ちの馬渡と特別強化指定選手の萱沼が気を吐いていた。数少ないカウンターのチャンスでスピード豊かに前線へと走り込み、町田守備陣を浮き足立たせるというシーンが一度ならず見られました。町田は総攻撃状態ですから、けっこうスペースがあって、そこに前半から走り回って、すでにヘロヘロになっているはずの馬渡と萱沼が、若さ溢れる持久力で突進していた。残念ながら最後はPKで町田に軍配が上がりましたけど、後半の富山の戦いには感動すら覚えました。

 

 

 

■日本代表への推薦状

□推薦者

・主審さん(佐藤誠和)

□推薦理由

この試合の主役は、誰がなんと言おうが主審の佐藤さんですよ、絶対。まず本文中でも触れた北井の退場。まあ、あれは、近くにいないとわからないことなので、よしとしましょう。でもね、後半、苔口と町田GK高原が1対1となった場面。あの場面、もうキーパーを抜けば無人のゴールってシーンで、高原はペナルティーエリアの外で手を使って苔口を倒したんですよ。それが、なぜイエローなんだ、と。決定機阻止とエリア外ハンド、どちらか片方でもレッドなところ、合わせ技でイエローって! 

 

 

で、挙げ句の果てに、意味不明なPKでしょ(ハンドだったらしいですけど、にしてもね)。ここまで偏ったジャッジをする審判にはそうそうお目にかかられません。・・・もっとも、ホーム有利にジャッジをするというのは世界じゃ一般的な現象ですからね。日本の審判は、ときどきホームチームにむしろ厳しかったりするので、実は佐藤誠和さんは、世界基準に近いのかもしれません。もちろん皮肉です。