■町田市立陸上競技場に集う人々［町田vs金沢（４月１３日）］
チャゲ＆飛鳥の名曲に「NとLの野球帽」ってのがありますよね。ちなみに「NとL」とは西鉄ライオンズのこと。チャゲさんだか飛鳥さんだかの少年時代を歌い上げた、ノスタルジー溢れる名曲です。ワタクシがこの曲を知ったのは大学生時代。その頃は、まさか２０年弱後に、チャゲアスのボーカルがああいうことやらこういうことやらになっているなんて、夢にも思わず。
ともあれ、最近の若い子（って表現を使う年代に、ついになってしまった・・・）は知りませんけど、我々世代（＝団塊ｊｒ．）、あるいはそれより上の方々にとって、野球帽って独特のノスタルジーがありますよね。あの頃の少年の頭の中にはプロ野球しかなかった。この日の、野津田には、そういう“かつての少年”、野球帽とともに恋をして、野球帽とともに大人への階段を登ったオトナたちが、今なお野球帽をかぶって多く観戦しておりました。というか、異常に野球帽率が高かった。
オトナといっても、ダンディなナイスミドルでは決してない。商店街の喫茶店でスポーツ新聞を開きながら、顔なじみのマスターと談笑していそうなタイプなオジ様方ですね。「こういう、“野球帽をかぶったオヤジ”がたくさん集まる風景って、どこかで見覚えがあるなぁ」と考えておったのです。で、わかりました。団地の盆踊りとか夏祭り、あるいは漁村など古くからの集落に根付く伝統行事などで、場を取り仕切る、いわゆる“コミュニティの切り盛り役”、そういう雰囲気のオジ様方が、野津田には多く駆けつけるようです。
■麻溝台のサポーター、分裂！？［相模原vs藤枝（４月２０日）］
まぁ、去年までは“ＪＦＬ”と呼ばれたステージですからね、いくら突然“Ｊ３”と称し、“Ｊ”ブランドを冠したとしても、それだけでサポーターが劇的に増えるわけはないのですが、それにしても、ですよ。藤枝のゴール裏。厳密にはゴール裏は開放されておりませんでしたのでバックスタンドの端っこですけど、コールしたり、跳んだりはねたりする“ゴール裏の住人”が、わずか２人しかいなかった。これは、なかなかですよ。
翻って相模原のゴール裏。厳密にはゴール裏は開（以下省略）。やはり端っこにサポーターグループな人々がいる。ここまでは普通。ところが、この日、バックスタンドの中央よりに、もう一つ鼓笛隊的な人々がおりました。「この集団は、いったい何だ？」って話ですけど、考えられる可能性としては、例えば、ときどき見かけますが、ゴール裏から何人かが、上位カテゴリーの席に出張してきて、コールとか手拍子を誘うパターン。一般サポに対する啓蒙活動というか、そんな感じ。
ただ、どうも、ゴール裏本隊と中央寄鼓笛隊が、いまひとつシンクロしていない。そうなると、俄然、心配になります。今から１０年くらい前の味スタで見られた光景。それはゴール裏本隊と分裂した別働隊が、それぞれ自己主張して、不協和音全開で各々勝手に応援し続ける光景。相模原とヴェルディって、大きくいえば同じ“多摩”で、かつ、緑を基調にするチーム同士ですけど、そんなところまで真似しなくてもよいと思うのですが。。、杞憂だったんでしょうけれど。
■FC東京サポ的にニアミスだったのだろうか？［FC東京vs松本（８月２０日）］
この日は天皇杯。ということで、いつもとは席割が違う。チケットを購入するときにアレコレ調べて「ＳＡブロック指定席」なるカテゴリーの券をチョイス。買ってからは、改めて席割表を見たりなんてことはしない。「行けばわかる」の論理。いつものパターン的に、「きっとバックスタンド真ん中の席を買ったんだろうなぁ」と思って歩を進めたところ、まさか、味スタを一周するハメになるとは。メインスタンドのことを「ＳＡブロック指定席」と称したらしい。
ちなみに、この日の相手は松本山雅。松本山雅のチームカラーといえば緑色ですね。そして、緑色といえば、ＦＣ東京的にどうしても想起されるのが「東京ヴェルディ」。そのヴェルディのチームカラーは、今さら申し述べるまでもなく緑色です。ＦＣ東京サポ的に、「緑」といえば、すぐに「不倶戴天」という四文字熟語が連想される。しかも、この日の相手は緑をチームカラーとする新興勢力・松本山雅ですからね、緑色には敏感にならざるを得ない。
・・・はずなんですよ。でもね、上で述べたように、ワタクシ、「ＳＡブロック指定席」を探し求めてコンコースを一周していたんですけど、すれ違ってしまったんですよ。清掃班の皆さまに。で、その清掃班の皆さんの作業着、なんと、緑色だったんですよ。。。いや、まぁ、外注していて、その外注先のユニフォームなんでしょうから仕方ないんでしょうけど、それにしれも、なんつうニアミスだ、と。長野市で山賊揚げを食べるくらいのニアミスでしょう。
