FC東京vs山形(7月19日)の周辺をウロウロと…☆現地観戦記☆

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久々に、現地にてアレな感じのレフェリーに遭遇してしまいました。

 

 

■前半

山形を率いているのは、ご存知、石崎ノブりん。石崎さんといえば、柏の監督時代なんかに顕著でしたが、ハイプレスによるショートカウンターの伝道師的な指揮官ですよね。同時期に代表で岡田さんが実践していて随分と批判されたスタイルですが、その後のサッカーのトレンドを見ると、むしろ時代を先取りしていたと言える。

 

 

この試合でも、そのアグレッシブなディフェンスは健在。前から前からガツガツガツガツと潰しにかかり、奪うやいなや、怒涛の勢いでゴールを目指すハイテンシサッカーで、キックオフからFC東京を飲み込んでいきます。FC東京の側からすればラフに感じるプレーもあったでしょうが、それは山形の選手が悪いのではなく、この試合に限っていえば、全て主審の責任かと思われます。

 

 

それにしてもFC東京としては厳しかった。述べてきたような山形のハードディフェンスに四苦八苦させられただけならまだ良いのです。マッシモさん的に「ひえ〜!」となったのは、前半の途中で、梶山と太田というキーマンをアクシデントで失ったこと。ケガが軽傷であることを祈ります。ちなみにワタクシ、先週は柏のホームで鳥栖戦を見たのですが、そのときも前半だけで鈴木大輔と菅野が負傷交代したんですよね。。。まさかですけど、ワタクシ、いわゆる疫病神的素養に恵まれてしまっておるのでしょうか・・・

 

 

ともあれ、押されまくりのマッシモさんは、システムを変更させます。当初は前田・石川の2トップで2列目左に中嶋翔哉、右に米本、ボランチ高橋秀人と梶山だったんですが、気がつけば前田・石川・中嶋の3トップに、米本が右、梶山(→羽生)が左のインサイド、アンカーに高橋という形に調整して、山形の勢いに対処しておりました。

 

 

 

■後半

後半に入っても、FC東京は持ち前の決定力不足を見せつけ続けます。中でも苦労していたのは、先発に抜擢された中嶋翔哉。どうしても両チームともロングボールが多くなるような展開でしたから、そもそもサイズ的に中嶋にとっては厳しい流れだったんですけど、それに加えて、山形は容赦なく2人3人でとて〜も厳しい削りを敢行してきましたから、「手も足も出ない」ってなシーンが散見してましたし、後半になって何度かチャンスに絡めるようになってからも、悉くラストプレーの精度を欠いてしまってました。それから前半にも、GKとの1対1でものの見事にシュートを明後日の方向に飛ばすってシーンもありましたね。

 

 

そんなこともあってマッシモさんは早くも3枚目のカードを切り、中嶋に代えてサンダサを投入。ところが、その後になってからアクシデントが発生します。高橋秀人が権田と交錯して、おそらく軽い脳震盪状態に陥ってしまいました。普通なら速やかに交代させるべきところですが、カードは既に使い切っている。そこで高橋は男気を見せてピッチに戻ります。

 

 

この判断についてはプレーヤーズファーストの観点から様々な意見があるでしょう。それは、ここでは触れません。このシチュエーションでの問題は、そこじゃないのです。そうやってピッチに戻った高橋に対して、こともあろうに何を血迷ったか主審がイエローカードを提示したのです。きっと主審が許可を与える前にピッチに戻ってしまったということなのでしょう。だから、確かに教科書的には、正しいジャッジということになるのかもしれない。でもですね、結局、審判にとって最も大切なこととは「試合に関わるすべき全ての人々の総体的幸福感を向上させること」、この1点に尽きると思うわけですよ。そこのバランス感覚に欠く生真面目なガリ勉君だけはサッカーの主審なんてしちゃいけないと感じるのですが、皆さんはどうお考えでしょうか・・・?

 

 

 

■日本代表への推薦状

□推薦者

・ロメロフランク

□推薦理由

この選手が日本国籍を持っているのかどうかがわからないんですけどね。プロフィールを調べてみると、いかにも公立っぽい名前の江陽中を卒業し、青森山田に進学。さらには流通経済大学を経てプロ入りしている。典型的なエリートコースですけど、なんせフルネームがカタカナ。なので、「そもそも日本代表の資格がないよ!」って話だったらスイマセン。

 

 

でも、こので最も目を引いたのはロメロさん。相棒のディエゴがカラダの強さを生かしてボールを収めると、スルスルとランニングを開始し、ポストワークの受け手となる。そのときのポジショニングが、ボランチと最終ラインの間の嫌らしいところを突いていて、なかなか小気味よかったです。悉く潰されていたFC東京の中嶋や石川とはいかにも好対照で、相手守備陣を混乱に陥れていました。良かったですね。