「一筋縄ではいかない相手の壁をニューヒロインが突き破る。」ってな試合【なでしこvs豪州】の周辺をウロウロと…★テレビ観戦記★

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■なでしこ 1 vs 0 オーストラリア女子[女子WC準々決勝 06月28日]

この試合、なでしこ的には少しやりづらかったかもしれませんね。サッカーというスポーツはホームとアウェイとでは条件が異なるスポーツ。野球ファンには伝わりづらいですし、Jリーグなんかでも、実はそれほどアウェイが不利って感じじゃないとは思いますけど、世界のトレンドとしてはアウェイが不利ってことになっている。

 

 

もちろん、この大会の開催地はカナダであってオーストラリアではない。ゆえにホームの国を相手にしているわけではないのですが、どことなくオーストラリアのホーム感が漂っている。そのホーム感の正体を探ってみるに、このスタジアムの設備がオーストラリアに利している。というのもこのスタジアムのスタンド、座席の色が緑基調なのですよ。そして上階部と低い位置の一部に黄色い座席が配されている。開放していなかったっぽい二階席は、上部が緑で下部が黄色でしたが、ともあれ緑と黄色のグラデーション。

 

 

・・・完全にオーストラリアカラーやん。これが全くの偶然だなんて思えない。きっと大英帝国の誼で、そういうようにしているに違いない。ぬぬぬ、どこに敵が隠れているかわからないものだ。。。まさか、こんなトラップが隠されているとは。世界を相手に戦うときには、思わぬところに刺客が隠れているものなので、決して油断はしてはならんのです。

 

 

この試合でなでしこがやりづらかったであろう要素がもう一つあります。それはオーストラリア女子代表が幻惑殺法を仕掛けてきた疑惑がある点。というのも、オーストラリア、背番号があべこべにもほどがあるって話でした。両SBの背番号が7番と9番ですよ。7番のサイドバックは新井場とかいましたし、まあ、許せます。ただ、9番はどうなんだ!? 11番ならスルナの例があるので、ギリギリ許すこととしましょう。でもね、9番は攻撃的なゾーンでシュート撃ってなきゃいかんでしょう。

 

 

しかも、しかもですよ、オーストラリアときたら、途中出場で3トップのウイングとして2番の選手を投入したりもしてきた。いったい、どういうつもりなんだ、と。これを幻惑殺法と呼ばずして、何と表現するんだ、と。まぁ、2番のウイングについては、3バックのウイングバックが433では最前線で使われるということもあるので、多少の情状酌量の余地もありますけど。

 

 

さて、試合の方は、ほぼほぼ日本のペースでしたね。それでもなかなかゴールが割れない。そりゃ、相手もベスト8まで駒を進めたチームですから、やはり一筋縄ではいかない。そういう膠着を破ったのは、途中出場の岩渕。日替わりヒロインの今大会、まさにシンデレラ感満載のニューヒロインの登場ですね。大儀見とか宮間など千両役者のゴールが遠いことに若干の不安がなくもないですが、日替わりで主役が現れること自体は歓迎したいところです。