「なんだかんだで最後は死闘。」ってな試合【ブラジルU20vsセルビアU20】の周辺をウロウロと…★テレビ観戦記★

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■ブラジルU20 1 vs 2 セルビアU20[U20WC決勝 06月21日]

この放送が流されたのは、土曜日の深夜。健康優良児なワタクシとしては夢の世界を全力疾走中でしたから、録画での観戦となります。遅めの朝ごはんを近くのジョナサンで食べ、部屋に戻ってゴロゴロゴロ。ラーメン屋でお昼ご飯を済ませてからホームセンターでお買い物。で、帰ってきてから録画を見たのです。もうね、眠いんですよ、日曜日の昼下がりですから。

 

 

でも、眠かったのは単にワタクシのコンディションだけの問題ではあるまい。試合そのものが平板な展開でしたよね。まず構図に意外性が全くない。テクニックに優れるブラジルが圧倒的にポゼッションし、セルビア組織力と意思統一で対抗する。しっかりリトリートして人海守備でボールを奪うと、ロングカウンターとセットプレーにチャンスを託す感じ。

 

 

そんなセルビアの粘り強い守備力に、若いブラジルU21の面々は、前半のうちに早くもしびれを切らしてしまいます。なんか、ボールを上手く前線に運べなくなる。最初は、「あ、ブラジルらしく、相手をおびき寄せて、隙を探ろうとしているのかな」なんて思ったりもしたのですが、その後の展開を見る限り、単にしびれを切らしただけだったらしい。

 

 

そんなこんなですから、どうにもワクワクするようなシーンが少ない。55分にセルビアDFのアントノフがクリアミスして、「うぉ!!」って思わせるシーンが現出しましたが、逆にえば、それまでは、そういうボーンヘッド的なミスが少なくなかったということ。守備陣が集中していれば、必然的に緊張感溢れる試合になるはずなんですが、どうにも緩さが拭えない。

 

 

その要因を探ってみると、やっぱり両チームのアタッキングにファンタジーが不足していたから。ブラジルU21は深刻なシュートが枠にいかない病に冒されていましたし、一方のセルビアU21はオフサイド病とサイドチェンジなどのロングパスが届かない病を併発する始末。「あぁ、このままスコアレスだろうなぁ・・・」とか思っていたら、終盤、試合は突如として動きます。

 

 

まず先制したのはセルビア。マンディッチのポストワークからジブコビッチとマクシモビッチのコンビで右サイドを攻略。最後はクロスに飛び込んだマンディッチが殊勲のゴールをあげます。それに対しブラジルも、途中出場のペレイラがドリブルで23人を交わしながらペナルティエリアに侵入。そのままコントロールショットを突き刺し同点に追いつきました。そこからは、まさに消耗戦。もしくは死闘。延長戦も含めた120分の攻防は、最後マクシモビッチの決勝弾により、セルビア勝利で終わりました。