「FC東京には気の毒な結果。」ってな試合【東京vs名古屋】の周辺をウロウロと…★テレビ観戦記★

                                  にほんブログ村 サッカーブログへ
にほんブログ村

FC東京 0 vs 1 名古屋[J1 05月23日]

この試合、FC東京は4231というか442というか、そういうシステムで臨んできました。3バックに弱いらしく、そのための対策ではないか、なんて会話が放送席では交わされていましたけど、真相はいかに!? 一つ確実にいえることは、カテナチオ的4312から現代的なシステムに変更されたことで、FC東京ポゼッション率が高まったということ。

 

 

でも、それが良かったことなのかどうか。全体としてのパスワークとかは円滑だったんですけど、いまのFC東京最大のストロングポイントである武藤が消えてしまったような。武藤が消えた理由としては、一つにはポジションがサイドになったことで稼働エリアに制限が加えれたれてしまったことがあると思います。そして、もう一つには、ポゼッション性の高いシステムを採用したことによって、名古屋が全体的に引き気味となり、武藤が爆走するためのスペースがなくなってしまったことがあげられるかと思います。

 

 

対する名古屋も今ひとつ。なんというか、全体的に歩いているんですよね。もちろん局面局面では永井が守備に全力疾走したり、矢野がパワフルな運動量を見せつけたりしてはいたんですけど、特に攻撃に移ったときに、ボールを持ちながらチンタラチンタラ歩いている。なんでそうなるかといえば、連動性がないから。マイボールになった瞬間にパスが出てくることを信じて(あるいは予測して)フリーランニングをするって選手がいない。

 

 

というよりも、そもそも、そういった「ワンタッチ・ツータッチのパス交換を繰り返し、全体が連動しながら相手を崩していこう!」という発想がなさそうな気がする。だから、ダニルソンやら小川はボールを持ったとき、歩きながら「さてと、どこに出せばよいのかな??」みたいなプレーにならざるをえない。ダニルソンの場合は、後半に肉離れで負傷交代してしまったんで、そもそもダッシュを控えたいようなコンディションだったのかもしれませんけど。

 

 

後半に入ると、構図に変化が起きて、名古屋が(前半に比べると)前掛かりになる。そうするとFC東京はいつものカウンターモードとなり、前半は沈黙していた武藤も俄然、切れ切れドリブルやら、スルスルスル飛び出しやらを発動させるようになります。ゆえに、FC東京の勝ちパターンが転がり込んできたはずなんですけどねぇ・・・。森重のオウンゴールで失点を喫すると、そのままズルズルズルと、「得点力不足」なるFC東京らしさを爆発させてしまい、優勝戦線から脱落してしまいましたとさ。