まぁ、鹿島力ってやつですなFC東京vs鹿島(5月10日)の周辺をウロウロと…☆現地観戦記☆

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案外、FC東京の試合って見てないよなぁ。ヴェルディはいっぱい見てるので味スタについては久々感はしないのですけど。

 

 

■前半

もはや序盤から、手に汗握る熱戦にはならないことは既定事実。だって、ホームのFC東京は、マッシモさんが就任してからウーノ・ゼロ的な根本哲学をベースとするサッカーが浸透していて、ゆえに、「キックオフから、攻めて攻めて、攻めまくるぞ!!」ってことには決してならない。

 

 

対するアウェイのアントラーズは、ジーコの昔から一貫して築いてきた鹿島力(ダラダラと相手をいなしながら、一瞬の隙をついて勝負強く得点を決め、そのまま相手の首を真綿で締めていく試合運びの巧みさ)を強さの源泉としているチームです。

 

 

この両チームがマッチアップした日には、そりゃ、互いが互いの出方を様子見する、地味ぃな展開になるってものです。日本のサッカーファンはノーガードのしばきあいを気持ちのあるサッカーとみなす傾向にありますが、そんなことはお構いなしな前半戦。

 

 

・・・のままハーフタイムを迎えるはずだったんですけど、決めましたねぇ、土居聖真。一番遠いところから見ていたので、なにがなんだかわからないまま、コロコロコロとシュートが転がっていったように感じたのですが、絶妙に権田の手が届かないコースだったようですね。

 

 

自宅に帰ってからニュースで映像を見たんですけど、実際にスタジアムで見ていた以上にボテボテだったんですね。こぼれ球に反応した土居のしなやかさが素晴らしかったので、体感的にはもっとアグレッシブなシュートに感じられたんですけど。

 

 

で、ここからは、くだんの鹿島力タイムに突入し、結果としても、そのまま10で試合はクローズされていったんですけど、でも、FC東京基準で考えれば、いつもと同じくらいの数のチャンスはあったような。特に先制された直後に米本が放ったミドルは惜しかった。完全にどフリーだったので、2回に1回は枠にいくパターンでしたが、いかない方の50%が出てしまいました。

 

 

 

■後半

それにしても、この日は観客が多かった。なんでも2試合連続で全席完売になったとか。ワタクシの経験上、全席完売を実体験したのはナビスコカップのファイナルだったりするのですが、ナビスコの場合、メインスタンドやらバックスタンドやらの指定席(高価格な席)はスポンサー枠としてばらまかれて、ばらまいたところで実際に見に来るのは2/3くらいだったり、カード次第では半分以下だったりして、全席完売なのにゴール裏以外は空席だらけってことになっていたりします。

 

 

それが、この試合では、リアルガチで満席。もうねヤバイよ、ヤバイよってな話。メインスタンドに若干の余裕はございましたが、両ゴール裏はもちろん、バックスタンドも2階席までギッシリと詰まっていた。まさに人・人・人状態。

 

 

で、ワタクシは、この日、珍しく1人ではなく友人と出向き、かつ、集合が飛田給に15時だったりしたものですから、スタンドに着いた頃には2人分の空席なんて、ほとんど見つからず。結局、相手ゴール裏のホームエリアでどうにか確保。ゆえに、慣れない縦構図での観戦となり、試合のディティールは、よく観察しきれず。

 

 

特に後半のFC東京の攻撃については、遠いサイドですので、細かい部分はわかりません。前半の土居のゴールシーンも同様。でも、なんだか、FC東京がゴールネットを揺らしたようなシーンはあったのですよ。で、わけがわからないうちにノーゴール扱いになっていたのですよ。

 

 

これまた、自宅に帰って映像を確認したところ、どうやら東がハンドで押し込んだらしい。そりゃ、FC東京の他の選手も全く抗議することなく、粛々と引き揚げていったはずだ。この日のFC東京は、終始、こんな感じ。どうにも「あともう一歩!」ってシーンばかりが続く。

 

 

前田も、悪くなかったと思うんですけどね。やっぱり彼はターゲット役としてボールをもらってくれますからね、多少なりともリズムが良くなった。でも、決まらないねぇ、シュートが。コーナーからのヘディングとか。FC東京がゴールを決められるとしたら、コーナーキックからって雰囲気だったんですけど、最後の一歩を突き抜けられず、鹿島力に屈することとなりました。

 

 

 

■日本代表への推薦状

 

□推薦者

・カイオ

 

□推薦理由

えと、Wikipediaを調べてみたところ

2009年2011年 アメリカFC下部組織

2011年2013年 千葉国際高等学校

とあるので、ブラジル人ですね。まだ帰化はしていないようですね。ここでまだって書いてしまっているように、ワタクシの中では、彼が三都主とか闘莉王とかと同じ道を歩むことが既定路線になっているんですが、本人的にはどうなんでしょう。ともあれ、エメルソンばりの初速を誇りながらも、小刻みなステップもできなくもないドリブルは魅力的です。「どうだい、カイオ、いっぺん日本人になってみてごらんよ!」と。呂比須にしても三都主にしても、こっそり帰国してもバレません。引退後は「ブラジル生まれブラジル育ちの日本国籍人」として生きていけば良いのです!!