「サッカーがついにフットボールになる!?」ってな試合【レアルvsアトレチコ】の周辺をウロウロと…★テレビ観戦記★

                                  にほんブログ村 サッカーブログへ
にほんブログ村

レアル・マドリード 1 vs 0 アトレチコ・マドリード[CL準々決勝2nd 04月24日]

普段はあまりヨーロッパサッカーを見ないので知らなかったのですが、レアルは只いま絶賛ケガ人続出中なんですか? まさかですけど、「こんなにケガ人が出るのはドクターが悪いからだ!」とか指揮官が八つ当たりして、名物スタッフがクビになったりしてたりするのでしょうか?? 冗談はともあれ、そういうチーム事情の影響もあってか、セルヒオラモスが中盤でイスコと並ぶ。ハメスロドリゲスが右の前線で、トップにはハビエル・エルナンデス

 

 

前半だけ見ていると、今ひとつレアルの攻撃に迫力がありませんでした。初戦はスコアレスといえども、もう少し「オラオラオラ」って雰囲気もあったんですけどね。いろいろ批判されているとはいえ、なんだかんだでBBCのコンビネーションってのは成熟されているんだなぁと、改めて実感。

 

 

試合の趨勢としては、1stレグに比べるとマンジュキッチいらいら大作戦って感じでもなく、比較的エキサイトしすぎない流れだったんですけど、その静かさが90分続くわけもなく。後半20分を過ぎたあたりから、互いにラフに。ついにアルダ・トゥランが退場してしまいます。これには途中出場した主将のガビも「ガビん!」ってなったでしょうし、ガビ投入に伴い2列目にスライドしていたコケもズッこけたに違いありません。

 

 

そして、ガビんとなったりずっこけているしているうちに、ついにレアルのあいつが牙を剥きます。牙を剥きすぎて後日談的に元アーセナルのレジェンドにお叱りを受けてしまいましたが、ともあれチチャリートがアトレナチオの要塞を攻略し、レアルの方のマドリードがトーナメント表の一つ上に駒を進めました。

 

 

 

それにしても、セルヒオラモスですよ。まさかのインサイドハーフ起用。クロースを一列上げてアンカーにセルヒオラモスってことも考えられたのですが、アンチェロッティとしては「できるだけ、元ポジションをいじりたくない」ということもあっのでしょう、クロースをアンカーのまま。振り返ると、もう15年近く前になるんですかね、ピルロを生かすためのクリスマスツリーがミラン方面でもてはやされたのは。なので、中盤の後ろの真ん中に司令塔を置くというのは、いまに始まったことではない。

 

 

でも、なかなか普及しませんでしたよね。それが昨今のショートカウンターブームによって、少しずつ市民権を得つつある。「ハイプレスを敢行するためには、むしろ2列目にハードワーカーがいないといけない!」ということなのでしょう。Jリーグでは柏レイソルが、そういう感じになってますよね。大谷と栗澤がインサイドに入って茨田がアンカー、みたいな。思えば、ラグビーもアメフトも、相手を潰す選手がFWで、司令塔とか得点を引き寄せる選手がバックスって位置づけですからね、いよいよサッカーが(広義の意味での)フットボール化しつつあるのかもしれません。