「オシム教からハリル教に改宗しようかしら。」ってな試合【日本vsウズベク】の周辺をウロウロと…★テレビ観戦記★

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■日本 5 vs 0 ウズベキスタン[練習試合 04月01日]

のっけから先制パンチをお見舞いした、我らが日本代表。最新バージョンの愛称はハリルジャパンで落ち着きつつあるのでしょうか? わずか数日の練習ですっかりバージョンチェンジを完了し、本田、香川、岡崎、乾の欧州組カルテットの縦に速い攻撃でウズベク守備陣をチンチンにすると、それで得たコーナーキックからの流れで、Jリーグ組の青山がドッカンとミドルシュートを突き刺しました。先生、決定力不足って何ですか?

 

 

後半に入ると、まさかの水本ボランチ起用に驚いているうちに、スルスルスルと乾がドリブル突破。この試合ではシュートモーション直前までは完璧ながら、なぜかシュートモーションでずっこけていた乾。そのずっこけでこぼれたボールを太田がクロス。フリーになっていた岡崎が生涯ダイビングヘッド宣言に偽りがないことを顕示するようなヘディングシュートを突き刺しました。にしても、水本のボランチ起用かぁ。その発想はなかったっすねぇ。

 

 

そして、3点目は、例の、ザキオカさんの浪花節が炸裂した柴崎の代表初ゴール。岡崎本人は、少し「プロフェッショナルに徹するべきだったかもしれない」みたいな発言をしていますが、一方でハリルホジッチさんは、「素晴らしい」と絶賛している。このあたりがハリルさんの教師キャラが垣間見られます。結果ではなく、選手の意図の部分を最大限に忖度してあげて、その上で是非の判断を下していく。忖度って部分が素晴らしい。

 

 

で、余裕が出たのか、うっかりウズベキスタンに1得点を献上してしまった日本代表。このままでは後味が悪くなってしまう危険性もあったのですけど、そんなネガティブな空気を一気に払拭したのが宇佐美貴史。ペナ手前でこぼれ球を奪うと、一瞬で34人を置き去りにするドリブル。そして、そのままシュートを決めきる。このゴールにはハリル先生も満面の笑顔。きっとハリルさん、ちゃんとこれまで数年の宇佐美のプロセスをすでに頭に入れているのでしょう。

 

 

ハリル先生の教育者たる面目を躍如させたのは宇佐美だけにあらず。川又もまた、その教育的配慮に見事に応えてみせた。コーナーキックから流れでヘディングシュートを押し込んで、ダメ押しの5点目。起用したハリル先生も、応えた川又も素晴らしい。また、柴崎や水本など、トリッキーな起用された選手たちも各々に新たな良さを発揮しましたし、しかもそれらの異質性を通じてチーム全体のリズムも狙い通りに変えてしまった(ゆっくりリードを失わないリズムに変えた)。ふむぅ、ワタクシ、ハリル先生の虜です。