エスコートキッズについてアレやコレや訝しがってみる【オランダvsコスタリカ】の周辺をウロウロと…★ワールドカップ各試合を振り返る★

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■オランダ 0(4) vs 0(3) コスタリカ[WC準々決勝 07月06日]

一応、オランダが3バックでコスタリカが5バックということにはなっていましたが、まぁ、バックスとトップが3枚ずつですよね。そうすると前半は互いに「3人で攻めて7人で守る」って感じになるので、攻守分業的でオープンな展開となります。こうなると「個人技に秀でるオランダに分があるのかな」とも思ったのですが、コスタリカも、さすがは世界の8強まで進出してきただけのことはあって、普通にイーブンな展開で渡り合っておりました。

 

 

それでも地力の差というのはジリジリ出てくるのであって、特にロッベンは対面するディアスを疲弊させていき、前半のうちにイエローカードを誘発させました。このプレーを契機にオランダがコスタリカを押し込むようになる。そして、ハーフタイムを挟んだ後半になると、俄然、オランダのハーフコートゲーム。スナイデルやらロッベンやらの役者が再三にわたりボールタッチを繰り返し、コスタリカ守備陣を翻弄していきます。コスタリカには厳しい流れ。

 

 

それでも、そのままズルズルいくようだったら、コスタリカはこんなところまで勝ち上がってこれるわけがないのであって。カウンターのチャンスで前線が狡猾にファールをもらい、散発的ながらフリーキックからあわやのチャンスを作っていきます。ただ、オランダが圧倒的に攻め込むという構図を覆すまでには至らず。それでもコスタリカは、失点するのも時間の問題のような展開の中で、“マイアミの奇跡”を彷彿とさせるような神がかりディフェンスで前後半90分を凌ぎきりました。

 

 

延長に入ると、もはやギャラリーの関心は「ファンハールは、いつになったら動くの?」「てゆうか、動かないままラッキーゴールで負けたらウケるんですけど」みたいなところに集中していきます。で、そのファンハールは延長後半開始とともにフンテラールを送り込み、最後の1枚はPK用GKのために残しておく。案の定、試合は延長戦でも決着が付かず、そのPK用GKのクルルがピッチに送り込まれました。なんだか全国高校サッカー選手権みたいだぞ。

 

 

そして運命のPK。ファンハール采配がアタリましたね。クルルが2本止めましたよ。凄かったですね。なんともドラマチックな結末。この結末には、試合開始前の選手入場のときにオランダの選手をピッチへエスコートした、なぜかポッチャリ揃いだったキッズたちも大満足なんじゃないでしょうか。それにしても、どうして、ああもポッチャリ揃いだったでしょうか。やはり、スポンサーの一角に食い込むような富裕層の関係者たちだったのだろうか。

ベスト4からの戦いは、ほぼリアルタイムでアップしておりますので、これで全試合マッチレポは完了です。他人様に見せるためというより、自分の観戦集中力を高めるための作業でしたので、かなぁり独りよがりな感じでしたが、なにはともあれ、個人的には自己満足感に浸っております。