カズと柿谷の今後の代表入りについてアレやコレや思案してみる【日本vsベネズエラ】の周辺をウロウロと…★テレビ観戦記★

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■日本 2 vs 2 ベネズエラ[顔見せ興行 09月09日]

アギーレ監督の手腕なのか、そもそもそれほど難しいことではないのか、よく存じ上げませんけど、緒戦のウルグアイ戦に比べて、この試合ではずいぶんと「縦に速い攻撃」ってのがカタチになりそうになっていましたね。ハーフラインよりやや手前で奪って、プレスのかからない高さから、ミドルの縦パスを出す。悪くなかったです。もっとも、ウルグアイほどベネズエラは「相手のやりたいことをやらせてたまるか!」って感じでもなかったので、そのあたりの要素もあるんでしょうけど。

 

 

ただ、前半も半ば以降は、危なっかしい場面が続出しましたね。守備の整理というところは、まだまだ今後の課題といったところなのか、あるいは、個人の資質に帰するしかない問題なのか。ともあれ前半の時点ですでに守備には難がありました。で、そのような状況に業を煮やしたのか、はたまた予定どおりなのか、後半の頭からアギーレは武藤と岡崎を投入。すると、武藤が中盤のパスカットから1人で持ち込み、そのままシュート、代表初ゴールを飾りました。

 

 

ここで俄然、日本のリズムが良くなります。パスがポンポンと繋がり始めます。松木さんのテンションもうなぎ登り。名波さんも「選手たちの相性が良いんでしょうね」と、技術面以外の部分にフォーカスせざる得ない、それくらい、突然、攻撃が機能しはじめます。「これで、いけるか!」と期待が高まりはじめた刹那、水本が痛恨のPK献上。松木さんの「今は無理しなくても対応できる状況だったんだよぉ。水本の真面目さ、責任感の強さが悪い方に出たね」との呟きが、珍しく正鵠を得ていそうです。

 

 

それにしても「格下相手の練習試合」における岡崎・長友・本田のコンビネーションって凄いですね。後半に岡崎が投入されて、明らかにコンビネーションの質が向上しました。ただ、これが「格下相手の練習試合」限定の輝きであることはすでに立証された事実。STAP細胞以上の根拠がある。では、柴崎の勝ち越し弾はどうか。武藤のパスカットから、柴崎→武藤→岡崎とつながり、最後は本田をスルーしての柴崎。果たして、この形はシビアな本番でも通用するのか。答えは4年後まで待たなければならないわけですが。

 

 

そして、後半の25分過ぎ。例の、川島のファンブルですよ。プレー未経験者のワタクシとしては、よくわからないんですけど、サッカーにおいて守備のミスってクシャミばりに伝染するんですかね。あるいはアクビばりに伝染するんですかね。ともあれ同点。それからは体力の落ちたベネズエラはベタ引き。なので終盤の日本が猛攻を仕掛けているようには見えてはいたのですが、結局、引いた相手を崩せなかったわけで、このあたりの宿痾は、そうそう簡単に治療できるものではないらしい。

 

 

というわけで、またまた終盤に得点力不足を露呈した日本代表ですが、そうなると待望されるのがストライカー。そこで、この試合中継で映された2人のストライカーに注目したい。1人は前半、観戦している姿を大写しにされたカズ、三浦カズ。隣に座っていた設楽りさ子が、綺麗かったな。“元芸能人なアスリートの妻”といえば榎本加奈子が抜群に“今でも美人”って感じだと思っていましたが、榎本さんは最近、週刊誌を賑わせてしまってましたし、設楽りさ子が暫定ナンバー1で良いのではないでしょうか。

 

 

まぁ、カズが4年後、ロシアのピッチにいる可能性はあまり高くない。ワタクシがより期待したいのは、柿谷。今シーズン開幕してからセレッソでもザックジャパンでも不調。それをアギーレジャパンでも引きずっている模様。でも、本当に柿谷は不調なのだろうか。単に、ことごとく「正しい使われ方」をしてもらえていないだけなのではないだろうか。彼は結局「0トップの“0”」ないし、「2ndストライカー」に特化した選手なのではなかろうか。だから、大迫や本田との2トップ(前線センターに張らなくても良い)とかだと輝きそうなんですけど、そのあたり、戦術との相性も実力のうちなんでしょうねぇ。