ジェフvs熊本(3月30日)の周辺をウロウロと…☆現地観戦記☆

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ふへえ〜、それはそれは大変でしたよ。今週はフクアリでジェフ対ロアッソを観戦。珍しく出先からではなく、自宅から直行。概ね90分くらい見ておけば良い。ってなわけで、自宅近くの、昼から飲める串焼き屋さんで口を潤してから(←こういう大人になるべからず)、2時前の電車に乗ります。キックオフの16:00には余裕で到着するはず。

行き方は大きく2つ。秋葉原から総武線に入って行くか、東京から京葉線に乗るか。まあ、始発のが座れますから、京葉線。東京駅を14:18。・・・まさか、このチョイスが天国と地獄を分けるとは。いやあ、進まないでやんの。確かに車両に乗り込んだときには「強風のため、徐行する可能性があります」とかアナウンスしてはいたのですけど。塩見から検見川浜までの間が、全く進まない。徐行にも程がある。

本来なら15:00に蘇我到着のはずの電車。んが、東京駅と蘇我駅の概ね中間にある南船橋に着いたのが、16:00。そう、キックオフの時間ときたもんだ。物凄い徐行で隣の駅に着いたかと思いきや、「しばらく運転を見合わせます!」の繰り返し。

ようやく蘇我に着いたのは16:50とか。「強風規制が解除されました」なんてアナウンスをしてる。ちなみに、スマホで運行情報を調べたら、京葉線が徐行から運転見合わせになったのが15:00(どうやら、その時間に走っていたのはワタクシが乗っていた列車だけだったらしい)。要するに、ピンポイントでワタクシが乗っていた時間帯だけ、関東南部が暴風雨に巻き込まれ、京葉線が超ノロノロ運転になっていたということです。しかも、京葉線って、途中駅で乗り換えられないし(当然、武蔵野線も止まってる状態)。ふむう・・・

そんなわけで、後半キックオフすぐくらいに、やっとこさ到着ですよ、スタンドに。後半からだと分析も何もあったものじゃありません。「このチームは、どんなサッカーをするのかな」ってのを見ようとすれば、両チームとも戦術的にゲームを進めている前半を見ないことには分からない。

ただ、この試合の主役が審判だったことは、よく理解できました。井出選手が相手GKと交錯してレッドを突きつけられたのを皮きりに、ジェフの選手とサポーターからすれば物凄い勢いでフラストレーションが溜まっていくジャッジのオンパレード。ワタクシは、実は、「ジャッジが正確か否か」には、あまり固執しません。ゲームをコントロールできていれば、それで良いジャッジだと考えてます。で、ゲームをコントロールしようとしたら、「選手やサポーターなどの主観の集合体が漠然と共有している平衡感覚」に寄り添うジャッジをしないといけないと思うのですよ。必然的に、スタンドの人数の割合からして、多少はホームが有利になっても、まあ、致し方ない。そういう意味で、この試合の審判は、ホント、下手くそ。近年はだいぶ減ってきたような印象もあるのですが、それでもいるもんですね、「試合を荒れさせる効用しかないカード」を連発するレフリーって。

試合内容にも触れておきますと、ジェフは「谷澤オンステージ」って感じだったでしょうか。二点目のオウンゴールを誘発したのも谷澤の抜け出しとスピードに乗ったクロスでしたし、3点目のコントロールショットは見ていて惚れ惚れするレベル。切り返しとか、カラダを入れ替えて独走とか、キレッキレでした。

一方の熊本は、人数が1人多くなってしまったことの負の影響もあったのかもしれませんが、攻撃に関してはタレントの‘個’に依存しているように見えてしまいました。基本、齊藤に放り込んで頑張ってもらって、セカンドボールを拾った選手の個人技、例えば、養父の展開力とか、仲間の突破力とかに任せる感じ。散発的には流れるようなパスワークもありましたけど、全体とすれば、「攻撃はお前ら(=選手)に任せる!」ってサッカーに見たったのが、正直な感想です。

というわけで、3ー0でジェフが快勝した一戦でございました、はい。

■日本代表への推薦状

□推薦者

京葉線の乗客

□推薦理由

例えば、震災のときに外国メディアから絶賛されたように、ホント、「我慢しなきゃ仕方ない」って時に見せる日本人の我慢強さって、偉大ですよね。本来なら40分で到着するはずが、2時間半ですよ。駅に着くたび、どこで運転見合わせだの、どこまではさしあたり走るだの、毎回、情報の内容が変わるって中で、ワタクシの堪忍袋の緒は、マウンテンと戦っているときのテリーマンのシューズの紐くらい、ほとんど切れかかっていた。

そんななかでも、皆さん、我慢強いのです。車掌や駅員に逆ギレしたりすることもなく。日曜日ですから子ども連れも多かったのですが、小学校に上がるかどうかくらいのキッズたちが、グタ〜としながらも、さほどクズることもなく。日本が世界に誇れるもの。それは、こういう、我慢強さと言えるでしょう。そういう勤勉な忍耐力を、サッカーにどうやって生かしていくか。オシムが言うところの「日本サッカーの日本化」は、まだ、志半ばですかね。