日本代表アジア最終予選の周辺をウロウロ振り返る

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※本シリーズは、まぁ、【御蔵出し】みたいなものです。当時のリアルタイムで書いたものなので、そういうものとしてお読みください。。。

とりあえず、オフシーズンにおけるお茶濁しとして粛々と進めてきた、この企画。当たり前っちゃ当たり前ですが、特に筆を加えることもなく、大昔に書き散らしたものをそのまま垂れ流してきただけなので、回を進めるごとにページビューが激減してきたのですが、「0」になる前に、どうにかこうにか終着です。ニッポン、WC出場、おめでとう!

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イラク 0 vs 1 日本[2013年06月11日]

すでに本大会出場を決めた日本と、ボーボーと大炎上するくらいお尻に火がついて、かちかち山のタヌキさん状態になっているイラクとでは、この試合に対するテンションが決定的に違いました。キックオフからイラクが優勢に試合を進めます。

日本代表は先発に抜擢された清武が、それなりに見せ場を作りながら、まぁまぁ悪くない攻撃を見せていたと思いますし、守備においてもセカンドボールをしっかりとケアしながら、チームという体裁を崩すことなく試合を進めていたものの、どうにも刺激が足りない。1980年代前後に一世を風靡した「クリープのないコーヒー」という標語がピッタリと来る展開。

逆にイラクは、ロングパスを中心として、縦に速い攻撃を仕掛けてきました。尤もロングパスといっても、オーストラリアや東欧・北欧のチームと違って、グランダーのロングパスがほとんどでしたので、そのあたりはイラクもアジアのチームですね。

ただ、基本的には‘スピード&ラッシュ’ですので、相手のスピードを一旦ゆるめてしまえば、それほど怖い感じでもなく。イメージ的にはスターをgetして猪突猛進モードになったスーパーマリオみたいなサッカーでしたね、イラク

なので、十分に対応できているはずだったのですが、それにしれも苦労した。苦戦の要因はいろいろあろうかと思いますが、一つには遠藤の出来が良くなかったことが挙げられるでしょう。全くキレがなかった。途中出場した中村憲剛も、今ひとつボールを正確にコントロールできてきていなかったことを踏まえると、ベテラン選手にとって、中東の暑さは、なかなか厳しかったと言うことでしょうか。

一方のイラクは、後半になってから、運動量を増やし、レンジの短いパスワークを発動させ、連動性溢れる攻撃をしかけてきたように、暑さ寒さにというのは、なんといっても慣れやら肉体の順応性がモノを言う。ベテラン選手であっても、筋力やら技術はトレーニングで劣化のスピードを遅らせられますが、動物的生物学的な部分ってのは、加齢とともに劣化しやすいということなのかも知れません。うん、生命の神秘。

そんな全体的には良くなかった遠藤ですが、やっぱりそこは役者、締めるべきところをシッカリと締めましたね。岡崎がずっこけながら上手いこと決まってくれたって感じでしたが、その後ろには香川もいたので、何にせよ決まっていたのでしょう。ともあれワールドカップ予選を有終の美で飾ることが出来ましたので、結果オーライだったのではないでしょうか。