張とロナウジーニョについてアレやコレや譬えてみる【広州vsアトレチコ】の周辺をウロウロと…★テレビ観戦記★

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広州恒大 2 vs 3 アトレチコ・ミネイロ[CWC3位決定戦 12月22日]

開始早々、キックオフ直後にアトレチコ・ミネイロが先制点を挙げます。ロッシャのクロスにタルデリが足を伸ばして飛び込んで押し込んだもの。ホント、アトレチコ・ミネイロの両サイドバックは低い弾道で、かつ受け手に優しいクロスを正確に入れますよね。

しかし、5分もしないうちに広州が同点に。エウケソンが高い位置でシウバからボールをかっさらうと、そのままシュート。バーに弾かれ真下に落ちて、「入った?入ってない?」みたいな感じになったものの、そのまま告林が反応して、ムリキが叩き込んだので、ゴールラインテクノロジーは必要なし。

それからは、アトレチコ・ミネイロが技術力総体の差を見せつけるようにボールを回していたのですが、広州もカウンターのチャンスでPKを獲得し、勝ち越しに成功します。決めたのは「(元)柏の澤とお友達」でお馴染みのダリオ・コンカ。

リードを奪うと広州は強い。もともと〈7人のアジア人で守って、3人の南米人で攻める〉というスタイル。基本的にはカウンターサッカーですから、アトレチコが攻めにかかってくれると、まさに思う壺。特に、右サイドからの崩しでアトレチコゴールを脅かしていました。

ちなみに広州の右SBは、ACLのGSから釘付けにされ続けてきた張。何に釘付けになるかって、そのタトゥ。東洋人ですから‘入れ墨’ですかね。顔もニキビ面ながら強面。もうね、「麻布の隣の眠らない街を根城にする、なにがしかの連合体の一員か!」と。

そんなわけで、このまま広州がのらりくらりと逃げ切るのかなと思いきや、そこでロナウジーニョですよ。必殺のフリーキックですよ。あざ笑うかのように同点ですよ。いやぁ、ラジャ戦も含めて、故障明けのロナウジーニョは、まさしく‘Theロナウジーニョ’だった。

もうね、まったく動かない。オフザボールではひたすら休息。でも、周囲の選手が、その分の何やかんやを全て代行してくれる。ロナウジーニョは、ただただ動かずに司令塔の役割に専念。なんだか、どこぞの、困った人には5000万円ものキャッシュをポンッと無担保無利息で貸してくれる足長おじさんグループの総帥を彷彿とさせる。最後の最後にレッドカードを突きつけられ、活躍の舞台から強制退場を命じられたところも含めて。

・・・話を試合展開に戻します。後半に入ると、まずは広州の南米トリオが躍動します。しかし、ジリジリジリとアトレチコがペースを押し戻していくと、終盤には、いよいよオープンな展開となります。そして、その中で最後に地力を示したのがアトレチコ・ミネイロ。途中出場のルアンが決勝ゴールを流し込みました。