セルジオ節についてアレやコレや評価してみる【流経柏vs神戸U-18】の周辺をウロウロと…★テレビ観戦記★

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流通経済大学付属柏高校 1(PK5) vs 1(PK4) ヴィッセル神戸U18[高円宮杯決勝 12月15日]

なんでも今年の高校生年代は流経柏が強いらしい。しかも歴々たるユースチームを向こうに回し、爆発的な得失点差で東日本を制したとのこと。で、キックオフから、その前評判に違わぬ圧倒的なポゼッションで完全に試合を支配する。

しかし、神戸は神戸で、かなり鋭いカウンターを繰り出す。連発する。インサイドハーフの表原と中井を起点にアタッカー陣全員が全力疾走で相手ゴールへ雪崩れ込むロングカウンターは、見ていて爽快。なんだかんだで互角の展開となります。

試合が動いたのは前半の37分。柏の右SB時田がロビングを放り込むと、中盤の石田が抜け出してキーパーとの1対1の場面を作り出し、そつなく先制のゴールを決めました。決まるときは得てしてこういうもの。あるいは、SBでも正確なパスを出せる流経柏の底力とも言えるかもしれません。

このまま神戸は意気消沈気味にハーフタイムへ。後半になると幾分、自分たちの時間帯を作れるようになりますが、決定機は流経柏。ただし、その決定機を流経柏は決められない。というか、どうやら全体的にヘディングシュートが苦手らしい。

時間の経過とともにオープンな展開となっていきますが、どうにもこうにも神戸に得点の匂いがしない。それもこれも解説のセルジオさんが仰っていたように、左右への大きな展開がなくなってしまった。おそらくエレガント系アンカーの堂園あたりが、舵取りをしなければならなかったのでしょうが、イエローを貰って以降は、今ひとつでしたね。

話は逸れますが、神戸の選手って、この堂園君や、FWの米澤君、あるいは藤本君など、ジャニーズ系というか、スタイリッシュでシュッとした顔立ちの選手が多かったですね。一方の流経柏は小兵の森永君をはじめ、なぜかビーバップハイスクールばりに後ろ髪を伸ばしてる選手が多かった。密かに辰吉ブームでもわき起こっているのでしょうか。

話を試合に戻すと、最後の最後、パワープレー要因として前線に上げられた加古が起死回生の一発を決めてしまうんですねぇ。この辺が、ホント、サッカーの醍醐味。ちなみにこの加古、フリーキックも打っていましたが、悉くセルジオさんにダメ出しされていました。高校生相手でも、1人のサッカー選手以上でも以下でもないものとして本音でコメントする、セルジオさんのこういう忌憚の無さは大好きです。ほぼパーフェクトな解説を展開していたと思います。(PKとかについては触れません。公式記録的には引き分けです)