それでも素直に喜べずにアレやコレや斜に構えてみる【U17日本vsU17ベネズエラ】の周辺をウロウロと…★テレビ観戦記★

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■U17日本 3 vs 1 U17ベネズエラ[U17ワールドカップGL 10月22日]

緒戦同様、日本が早い時間帯に先制点を挙げます。ボランチの中村のスルーパスに右SB石田が反応し、PAに進出。精度の高いグランダーのクロスを入れると、なんやかんやゴチャゴチャしながらも、日本がゴール前の人数で上回り、フリー気味になった杉本がしっかりとゴールネットに突き刺しました。

しかし、やはり前半の早い時間帯で同点に追いつかれてしまいます。カラバージョが右サイドで抜け出すと、宮原が対応に入るものの、なんだかんだで振り切られ、折り返し。2トップの相棒マルケスがゴール真ん前で空振りしてくれて助かったかと思いきや、マセイラが再び真ん中へ。マルケスは例によって足に当てられませんでしたが、カラバージョにきっちり詰められてしまいました。

とまぁ、11のスタートとなったのですが、基本的には日本のペース。というか、このチームは自分たちのペースに引き込むのが上手いですね。キックオフから数分で、そういうリズムを作ってしまう。その後は終始、小気味よいパスワークを見せ、思わず「テンポが良いにも程がある!」とツッコミたくなるような、見ていて気持ちの良い展開。

そして、前半の終了間際には、相手のクリアがイレギュラーして、それを中野が拾ったところが勝ち越しゴールを奪い取ります。中野が拾ったボールを仲村に預けると、その仲村を追い越していった鈴木にスルーパスが届く。その折り返しに渡辺が合わせて、先制点同様の綺麗なゴールが決まりました。

後半に入ると、少し日本は落ちました。受けに回ったというか。広範囲はいるとなぜか動きが悪くなると言うの傾向はロシア戦でも見受けられましたので、ここは改善してもらいたいところ。それでも、徐々にリズムを取り戻すと、渡辺がPKを奪い、自ら決めて突き放しました。

というわけで、日本が無事に2連勝、しかも完勝を収めたわけですが、この試合に関しては、あまり参考になりません。と、言いますのもベネズエラが悪すぎましたよね。どうも日本のスタイルと相性が悪かったのか、序盤ののっけからリズムを崩していました。そしてイライラを溜めると、露骨なファールでイエロー連発。リズムが悪いからファールが増えて、ファールが増えるからますますリズムが悪くなる。そんな悪循環にずっぽり嵌まっていました。

ただ、少ないながらもバイタルまでボールを運んだ時には、途端に迫力が増しました。パスサッカーへの弱さは「ホントにウルグアイとかと同じ南米か!?」と感じてしまいましたが、シュートとかクロスとか、ゴールに直結するプレーの‘オラオラ感’には一見の価値があったように思います。