日本があらゆる意味でリズムを崩した試合についてアレやコレや省みる【日本vsベラルーシ】の周辺をウロウロと…★テレビ観戦記★

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■日本 0 vs 1 ベラルーシ[TM 10月15日]

しっかし、ベラルーシってヘンなチームでしたよね。何がヘンテコかって、背番号がヘンテコ。例えば、そのセンターバックコンビ。9番のラディコフと18番のベルホフツェフ。9番と18番って・・・。御存知の通り、9番はさすらいのストライカー武田修宏を持ち出すまでもなくエースストライカーの番号ですよね。一方、18番は、かつてなら巻誠一郎、最近では前田遼一に代表されるように、やはりFWが好んで付ける番号です。「1+8=9」という発想なのか、「9×2=18」という発想なのかは分かりませんが。

ともあれ、9番と18番というのは、いかに2トップ風。これまた古い例えで申し訳ないですが、我らが大エース日向小次郎が9番だったのに対し、相棒の新田君は18番でしたね。そんな9番と18番がCBコンビを組むのですから、日本代表としても幻惑されて、調子を乱します。

同時刻の日本では、‘最近はやり’の「10年に1度レベル」の台風が接近していましたから、ひっきりなしに「キコリン、キコリン」と気象情報が入ってくる。そんな異常な状況が選手達にも伝わったのでしょう、「祖国が無事か!?」という思いはきっと時空を超えますから、東欧でプレーしている選手達にも、日本国内で流れている気象情報くらいは超電磁力で伝わるに違いないので、どうしてもリズムを崩してしまう。

そんなこんなでリズムを崩したサムライブルーたちは、どうも不必要なファールでカードを貰ったりするなど、ピリッとしない。というか、このチームには「前半は、前線を走らせて、相手のウィークな部分を探る」って発想が無いのか?? 主に本田と香川の話ですけど。

「そんなことをしているから、相手のクロスを跳ね返してもキリシャクに拾われ、そのロビングをPA内でカラチョフに収められ、下げたところに走り込んだティゴレフに豪快なロングシュートを叩きこまれてしまうんだぞ!」と叫びたくなったのはワタクシだけではないでしょう。

にしても、得点の匂いが香しくない試合でした。というか、日本って伝統的に東欧とか旧ソビエト圏の国に弱かったりします? なんといっても日本の良さは組織性だと思うのですが、組織性という意味では、どう考えても旧社会主義国の方が強烈ですからね。

こっちは社会習俗上の組織性であるのに対し、あちらは国家権力による物理的強制を伴う組織性(日本も70年前はそんな感じでしたけど)。やはり組織性の質に決定的な差がある。そういう鉄の統制下にあったベラルーシ守備陣を崩せませんでしたし、その辺でも日本はリズムが狂ってしまったのかもしれません。