貫禄あるサポーター達の周辺をウロウロと…2012年シーズンのJリーグを振り返る・スタンドの住人達

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■釈然としない席割[横浜FCvs千葉(11月18日)]

この日、ワタクシはS自由席のアウェイ寄りの席に座りました。その理由は以下の通り。

プレーオフだから、満席に近い状態になるだろう。

・その場合、カテゴリーの低い順(安い順)で売れきれるというのが、一般的なパターンだ。

・ということは、比較的高価なS自由席ならば、それなりに余裕があるだろう。

・もちろんバックスタンドやメインスタンドはホーム席状態になり、アウェイ側ホームよりも混雑するに違いない。

要するにワタクシの経験上、バックorメインスタンドはアウェイ寄りの方が空くんですよ、大概の場合。ところが、ワタクシの見通しは見事に外れてしまいました。メインスタンドから観察した限り、ホームの横浜FCサポよりアウェイのジェフサポの方が数は多く、バックスタンドの横浜FC側に至っては、‘ガラガラ’と言って過言でないくらいの状態にありました。

その時点でツッコミどころは満載なわけですが、それ以上に突っ込まずにはいられなかったのが、意味不明な緩衝帯。ジェフのゴール裏とバックスタンドの間に一応、僅かな緩衝帯が設置されていたのですが、バックスタンドアウェイ寄りというのはジェフサポでギッチリ埋め尽くされていたわけですよ。

緩衝帯を挟んで両サイドにジェフサポが並んでいる状態ですね。・・・緩衝帯って必要ですかね?意味、あります??

しかもですよ、事実上、ジェフサポと横浜FCサポの陣地の境界線はバックスタンド中央だったのですが、そこには緩衝帯がない。・・・緩衝帯って、何を目的として設置するものでしたっけ??

謎は深まるばかりでございました。

■スタジアムの屋根再考[伊賀FCくノ一vsジェフレディース皇后杯(12月22日)]

例によって、この日は雨。それでもジェフサポはNACK5の屋根のないゴール裏で熱い声援を送ります。一方、くノ一ゴール裏は閑古鳥が大活躍しています。

「Jリーグと天皇杯では観客動員は、だいぶ違ってくる。ということは、ただでさえ人数の少ないなでしこリーグのクラブの場合、皇后杯までは、なかなか人が集まらないのかな?」とか思ってメインスタンドを徘徊していたところ、どうやら、くノ一サポはメインスタンドの屋根のある場所に集結していた模様。

そりゃそうですよね。雨には濡れたくないというのが人間の本能。当然、屋根があるなら屋根のあるエリアに集まります。その屋根が、どれだけ狭い範囲しかカバーしていなくとも。合理的っちゃ合理的です。しかし、そういう合理主義とは無縁な一団が、スタンドを闊歩していました。

その一団とは・・・、そう、浦和サポ。この試合は皇后杯の準決勝。2試合ともNACK5スタジアムでセントラル開催。11時キックオフの一試合目が伊賀vsジェフ、14時キックオフmんも第二試合は浦和vsINACでした。そして、そこはJでも熱狂的で知られる浦和サポ。レディースの試合でも、第一試合の時間帯からスタジアムに駆け付け席を確保します。

その浦和サポ、ジェフサポも同じ傾向を指摘できますが、普段からJリーグ観戦で揉まれているだけあって、豪雨ごときではビクともしません。ポンチョを中心とした完全防備で悠然と屋根なしエリアに陣取ります。「うわぁ、雨だぁ」的オーラを微塵も感じさせない雰囲気は、もはや貫禄といって良いでしょう。

ちなみ、第一試合の後半にはジェフの黄色やら伊賀の緑よりもスタンドは赤色が目立っていました。一見、浦和サポの集団化と思われましたが、ところがどっこい、INACサポも相当数混じっておりました。そう、浦和とINACのチームカラーはかなり似ているのです。紛らわしいっちゃありゃしない。

■一面水色[川崎vs磐田(05月03日)]

なんの因果か存じませんが、ワタクシ、2011年・2012年と、2年連続して等々力で「フロンターレvsジュビロ」の試合を観戦しています。

で、以前もどこかに書き散らしたと思いますが、この2チームの対決って、なかなか見づらい。何が見づらいって、両チームとも、チームのユニフォームカラーが「水色」ですよね。ジュビロは「サックスブルー」。川崎の水色は何て呼ぶんですかね?よく知りませんが、ぶっちゃけ同じ色です。

勿論、ピッチ内ではホームの川崎が黒と水色のユニを着ていて、アウェイの磐田は白基調なんで、間違えるってことは・・・いや、それでも紛らわしいな。まあ、それはともあれ、少なくともスタンドでは、より一層紛らわしいんですね。当然、ジュビロサポはサックスブルーですから。

しかも等々力は「お子様も安心しておいでいただけます」仕様のフレンドリースタですから、緩衝帯が極めて狭い。なので、年に一回(+α)、この組み合わせではバックスタンド270°丸ごと水色な風景が現出します。

それはそれで壮観なのですが、ワタクシが観戦したエリアでは少し困ったことが起こります。ワタクシが観戦するエリア、すなわちアウェイ側のSB指定席には、「磐田サポと川崎サポが半々に呉越同舟していながら、みんな同じ色」って現象が発生するのですね。

そうすると、周囲にアウェイサポが多いのか、ホームサポが多いのか、さっぱり判断できない。周囲の雰囲気に合わせて、どちらのチームを応援するか(応援しているフリをするか)を決めるワタクシとしては、非常に困ってしまうのですね。まあ、これはこれで、なかなか貴重な経験ができたわけですが。ちなみに、予想以上に磐田サポが多かったです。