埼玉県でのスタグルなどの周辺をウロウロと…2012年シーズンのJリーグを振り返る・スタンドの住人達

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■大宮駅の駅ナカ[千葉vs大分(11月23日)]

この日は、ちょいと所用がありまして、早朝から埼玉に出掛けておりました。かつての埼玉県というのは、概ね「大宮」と「その他」に2分類されたのですが、平成の大合併以降は、「さいたま市」と「その他」という区分ですかね。そのうちの「その他」の地域に出掛けて、パパッと用件を済ませて、で、とんぼ返りで国立を目指します。そうなると、どうしても〈昼食をどうするか〉という懸案が浮上するわけで。

そもそも国立のスタグルには、さほど期待できない。その上に、この日は雨模様ときたもんだ。そうなりゃ〈スタジアムで食べる〉というより、〈スタジアムに行く途中で食べていく〉ということになりますよね。ただですね、埼玉から国立を目指そうとすると、乗り換え駅は新宿となるわけですよ。・・・新宿駅って、メシ、食べれた??

「地下に降りずに階段を昇って乗り換えるコンコースに、今ひとつ使い勝手が良くない駅ソバ屋があったかも…」とぼんやり考えはしたものの、どうも食指が刺激されない。そこで「直に新宿に行かず、いったん大宮の駅ナカで昼食をとってから、埼京線の始発に乗ろう!ならば座れるし。」と考え、実行に移しました。

大宮の駅ナカですと、まあ、最低限のイートイン店舗はあります。といっても選択肢は片手で足りるか足りないかくらいの話ですけど。ともあれ、そのなかから、時間的余裕の問題もあって、カレー屋さんに入る。

ここのカレー屋、辛口のことを「スパイスホット」などと称し、中辛に至っては「デイリッチ」なんていう、気取った呼称を付けている。しかも中辛は辛口より120円も高いときたもんだ。・・・そりゃ、辛口より中辛の方が好みに合うワタクシとて、「辛口で!」と条件反射的に答えてしまいますよね。ここで「中辛で!」と返答できるほどブルジョワジーではありませんし、いわんや「デイリッチ!」と発音できるような都会系現代っ子では決してない。うむ、シャレオツ東京人への道は遥か遠いようです。

埼スタのスタグル[浦和vsガンバ(09月22日)]

この日は16:00キックオフということだったので、土曜日ですし、ブランチを11:00くらいに食べて、で、スタジアムで少し遅めの昼飯だが、夕食だか、要するに三時のおやつとしてガッツリ炭水化物を食べてやろうと企んでおりました。ただ、だからといって熱心なサポーターみたく、試合開始2時間前から万全のスタンバイで移動販売車に並ぶだけの気力があるわけでもなく。ってな感じでフと思い出したのが、「浦和美園の改札を出た駅構内にお弁当屋さんがお店を出していたような」ということ。なのですが、久しぶりに埼玉高速鉄道を終点まで乗っていったところ・・・クッキーとか売ってたね。うん、これじゃホントのおやつだ。『王様のブランチ』を見ながらのリアルブランチで済ました身には、いささか物足りない、さすがに。

つーわけで、しかたなく、トボトボと埼スタ目指して歩き出します。途中の移動販売車群の中から比較的すいていそうな店の列に加わろうかな、と。スタジアムに近づきすぎてから、「やべっ!めぼしいものは全て売り切れだ!」ってことになる危険性もあるので、できれば、早め早めの判断でやっていかなければなりません。「早まった!」って感じるくらいでちょうど良いわけですね。

そうしたとろ、割と早い段階で「ビフテキ丼」の店を発見。列に並んでいるのは45人。チャンスです。肉と米です。迷う必要はないのです。そうです、食べるのです。食べる前から美味しいのです。ゆえに並ぶんです。そこに躊躇は必要ないのです。並んでからお買い上げまで、10分くらいだったでしょうか。ビフテキ丼(肉大、850円)を携えて、ルンルン気分でSC指定席を目指し、席に辿り着き次第、ガッつきます。貪り付きます。こういうものは上品に食べても美味しくないので、かっこみます。

・・・そりゃ美味しいですよ。だって肉ですもん。米の上に。しかもガーリックソースにガーリックチップがかかっているのですよ。三十路オヤジのストライクゾーン真ん真ん中なわけで。さすがに「ラーメン二郎」からは足が遠のきましたが、いつまで経っても永遠の少年、大志を抱き続ける限り、「カロリー=おいしさ」という図式は、1ミリたりとも揺るがないということを確認した、2012年の初秋でございました。。

■合鴨三色丼を食べました[浦和vs札幌(10月06日)]

この日は開門前に埼スタに到着してしまったのですが、開門前のスタジアム広場って、なかなか良い雰囲気なんですね。誰もいないのかと思いきや、結構な数のサポーターがすでに詰め掛けていて、ベンチやテーブルなどに腰掛けて、マッタリとした時間を過ごしている。

さらには、どこぞの小学校のブラバンみたいな子どもたちの、ミニ演奏会的なのまで開催されている。そのすぐそばで明るいうちから大人がビールをベロベロに飲んでいたり、なんだか、下町商店街の日曜昼下がり、みたいなマッタリ感が非常に心地よかったですね。

で、ワタクシとしては、ちびっ子がブラバンを一生懸命に演奏している、すぐ脇の移動販売車で合鴨三色丼なんてものを購入しました。16時50分の時点では、誰一人列をなしていなかったのですが、スタンド内に向かった17時20分には10人弱の行列が出来ていたんで、つまり、そういうタイムスケジュールで皆さん動いているんですね。なんか、熱心なサポーターの行動パターンというか、これまで知ることのなかった、キックオフ2時間前におけるスタジアムの風景を目の当たりに出来て、一つ勉強になりました。ワタクシが、その行動パターンを常套的に取るようになるか否かは微妙ですけど。

ちなみに合鴨三色丼。「合鴨」と名乗っている以上、合鴨と信じますが、その合鴨のつくね、そぼろ、それからロースト?回転寿司屋とかの「合鴨」のネタとして乗っているアレですね、その三色に、きゅうりとネギが添えられたもの。そう「鴨」に「ネギ」。「藪」と「ヘビ」くらいのナイスコンビネーションですね。

ともあれ、スタグルの肉系というのは、甘辛ダレで、どちらというと「洋」というか、若者寄りの味付けが多いと思いますが、この合鴨三色丼は、「和」の感じ、サッパリ系とまでは言いませんが、このテのメニューとしてはコテコテしておらず、万人受けしそうな味付けだったと思います。