スタジアムの構造の周辺をウロウロと…2012年シーズンのJリーグを振り返る・スタジアム道中記

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一ヶ月ぶりの本シリーズ再開です。あくまで2012シーズンを振り返っております。今後は週1以上のペースでアップしていく見通しです。

関係ないですけど、オーストラリア戦前後における本田の視線、異様じゃなかったですか?それこそ、パターン的に変な中毒になっている人と同じ系統のような。・・・・まぁ、穿った見方すぎますね。

■新装開店・日立台[柏vs清水(03月24日)]

日本の家電メーカーって、近年軒並み大苦戦しているんですよね、確か。いわく液晶テレビの値崩れが止まらない、パソコン作ってもレノボとの価格競争に勝てない・・・etc

まあ、日本の高度経済成長だって、欧米諸国との物価の差、労働賃金の差ありきでもたらされたものですから、単に「明日は我が身」が現実化しただけって話なんですけど。

ともあれ、家電メーカーの構造苦戦は、シロモノ家電の王様にも襲いかかっているものと思われますが、それでも日本の大企業が総体として留保するキャッシュは世界的にもビックリするほど潤沢とのことなので、多少のムリは利く模様。

そうです、茨城が誇るナショナルブランド日立は、千葉に抱える子会社のピンチに指をくわえて傍観なんてしていません。クラブライセンス制度が本格化して、Jリーグ基準から弾き飛ばされかねないサッカー部に対し、可及的速やかに対処を施し、スタンドを増設してしまいました。

で、その中で、ホームとアウェイのスタンドの位置が入れ替わったというのは有名な話ですが、それによって、ホームスタンド裏(下?)に若干の空間的余裕ができたようです。

そして、そのスペースは、スタグル用の場所として活用しています。移動販売車とかを並べて、なんだか楽しげな雰囲気を醸し出していました。

この試合では、時間がカッツカツだったこともあり、柏駅前の吉牛で十勝風の豚丼をかっこんできていたので、素通りしましたが、時間と胃袋に余裕があれば、確実に足を止めて物色していたものと想像されます。

■野津田のスペック[FC町田ゼルビアvsギラバンツ北九州(05月03日)]

さて、町田ゼルビアの聖地、町田市立競技場、通称「野津田」といえば、J2に昇格する際、スタジアムのハード面が不足しているとして、Jリーグ当局から難色を示されましたよね。

ゼルビア側の言い分としては、「ほぼ同じ規模の草津なんかはOKなのだから・・・」というもので、それを聞いたワタクシとしても、「J当局もケチケチしないで、ライセンスくらい奮発してやればいいじゃん、減るもんじゃあるまいし!」みたいな印象を持ったのですが、実際に現地に踏み入れてみると、自ずからイメージも変わります。

あのですね、バックスタンドが、余りにもせり上がらなさすぎなのですよ。確かに純粋な席数でカウントすれば同等なのかもしれませんが、正田醤油スタジアムと野津田では、「観戦環境」という意味において根本的な相違がある。

当時、一生懸命にメインスタンドを改築していて、概ね完成していましたが、ざっと見のキャパは、せいぜい2000人くらいでしょう。あくまで、この辺りはワタクシの個人的な主観以外の何物でもないですが、「プロスポーツの興行」に耐えうるのは、この2000席だけ。それ以外の現行のバックスタンドとゴール裏は、正直、「この席にお金を払うの?」って感覚を禁じ得ません。

つまりですね、草津にしても、甲府にしても、京都にしても、湘南にしても、国体用に作られた陸上トラック付きのスタジアムに対しては、スペックが昭和基準であるのも相俟って、非常にサポーターからの評判が悪いですよね。ただ、それでも「腐っても国体」で、一応、「実際に観客が入る」ことが想定されている。それに対し野津田の場合、参加者とその保護者・OBなど関係者以外の「一般観戦者」の存在が、そもそも想定されていないように思うのですよ。なかなかゼニのかかることなんで難しいところでしょうが、まあ、Jリーグにクレームをつけられても致し方ないかと思われます。でも、今後も行くけどね。

■小雨模様の天皇杯ジェフユナイテッド市原千葉vs福島ユナイテッド(12月15日)]

えと、例によって雨男なワタクシ。この日も12月の冷たい雨がシトシトぱらつきます。しかも、天気予報でも、実際にも、ちょうど13時から17時の、試合が行われる時間帯のみ雨が降る。

ちなみに、その日の午前中は曇天模様。夜にはあがって、金曜日も日曜日も、「12月にしては過ごしやすい晴天の週末になるでしょう」とか言ってた、天気予報では。

尤も、降ってるっちゃ降ってましたけど、霧雨程度。別に傘をささなくとも平気な感じ。にもかかわらず、皆さん、傘、さすねー。折しも蘇我駅では歩道橋をメンテナンスしてて、道端がいつも以上に狭いってのに、まあ、皆さん、傘をさす。

「大した降りでもないから、歩道橋を下りるまでは、まあ、良いか」って判断を下せないものかと、いささか愚痴りたくもなるわけですが、「どうしても濡れたくないんだ!」という強い気概をお抱えなんでしょうから、せんかたなし。

この試合は天皇杯でしたので、いつもと席割が異なります。全体的に値段も安い。ということで「メインスタンド[アウェイ側]」なんてチケットを購入しておりました。2500円でしたし、相手は地域リーグのチームなんで、ガラガラになるだろうと読みまして。

ところが、ですよ、ずっと述べてきたように雨降りでしたから、濡れないように2階席を目指したところ、ほとんど空席がない。というのも、メインスタンドアウェイ側の2階席って、半分が記者席で、残りの半分は締め切り。そもそもキャパが50席もないのですよ。

1階席は十分に確保されていたので、晴れていたら問題もなかったんでしょうけど、天気が悪けりゃ2階席に人が集中することなんて、予めわかっていたはずですから、その辺は、もう少し柔軟に対応して欲しかったな、と。