スタンドに溢れる個性溢れるサポーターの周辺をウロウロと…2011年シーズンのJリーグを振り返る・スタンドの住人達

                                  にほんブログ村 サッカーブログへ
にほんブログ村

アジア最終予選に早くも世間の喧噪が止まらず、おまけにユーロまで開幕してしまった今日この頃、皆様におきましては如何お過ごしでしょうか?ワタクシは、「このシリーズも残り2回なので、【テレビ観戦記】を後回しにして、先に終わらせてしまおう」とか考えつつ別館4thDayMarketCentreを更新しております。

ウーヴァの割り切りは嫌いではない、とかなんとか言っちゃって。YSCCvs栃木ウーヴァ(05月26日)、その4

ウーヴァは厄介な伝染病に罹病していたようだ、とかなんとか言っちゃって。YSCCvs栃木ウーヴァ(05月26日)、その5

YSCCって垢抜けてませんか?とかなんとか言っちゃって。YSCCvs栃木ウーヴァ(05月26日)、その6

ところ変われば、ヒト変わる。スタンドやスタジアムに向かうバスの中では地域性が出たり、年齢制による特徴が出たり、なんとかしますよね。今回は、この辺のことを。

■柏vs鹿島(07月23日)

まずはワタクシ流茨城県民(を中心とした人々)観察。この試合は最終的に3万人が詰めかけたわけですが、実はこの試合、試合開始の2030分前まではアントラーズのゴール裏に随分と空席が目立ちました。

これは以前、カシスタを訪れたときにも感じたのですが、鹿島のサポーターって出足が遅いですよね。「出足が遅い」と表現したら語弊がありますが、早い時間からゴール裏に、ずっと陣取り続けているって感じでは決してない。

おそらくスタグルを満喫したり、コンコースにレジャーシートを敷いてピクニック気分を味わいつつ、ちょいと一杯していたりしているんだと思いますが、それは他のクラブのサポーターだって同じだし、スタグルならばスタンドでも堪能できる。では、何故なかなかスタンドに出てこないのか?

1つ邪推をするならば、アントラーズサポーターにはヘビースモーカーが多いのではないでしょうか。或いは喫煙スペースに数千人単位のサポーターが殺到しているのではないかと心配になってしまいます。完全に事実無根な偏見ですけど、なんか、北関東、というかマイカー率の高い地域って喫煙率が高そうじゃないですか。車の中では「分煙!分煙!!」って圧力を受けないでしょうから。

横浜FCvs京都(11月27日)

ついで九州人らしき女性について。

この試合はニッパツで開催されましたので、横浜駅から路線バスに乗り込みます。いつものことながら、横浜駅からのバスって、岡野町まで、たぶん直線距離にしたら500メートルも無いくらいだと思いますが、この区間って、凄く渋滞しますよね。岡野町のバス停まで歩いてからバスに乗った方が効率的なんじゃなかろうか、ってくらい。しかも、この試合のキックオフは日曜日の16時00分でしたので、まあ、混みますよね、観光都市であり、商業施設も充実しているインターナショナルシテー・ハマヨコとしては。

そんなバスに乗っていると、座席の後ろに、声の感じ30代の男性と、50代以上と思われる女性のペアが座っておりました。なんとなく耳に入ってくる会話の雰囲気的に「ワケあり」ではなさそうなのですが、今一つ関係性の把握しづらいお二人。渋滞バスのノロノロ運転に、若干ワタクシがイライラしだした頃合いに、やおら、鳥栖の昇格について話し始めました。

そうしたところ、ご婦人の方は、鳥栖(或いは佐賀)のご出身らしく、相方さんの「とす」の発音の仕方、アクセントの置き方が気に入らないご様子。どうやら地元では、関東の人間がバレーボールの「トス」を発音するのと同じ音の置き方で発音するらしい。矢井田瞳さんの「矢井田」なんかもそうなんですが、西では固有名詞のアクセントを、一番前の音に置くことが多いんですね。

で、思ったんですが、このご婦人は横浜FCサポの鏡のような人ではないかと。横浜FCには「横浜、横浜、アレアレアレ」ってチャントがありますよね。このチャントって一般的関東人のセンスを敢えて逆撫でするかのごとく、「よ」にアクセントを置く。もはや「よっこはま、よっこはま、あれあれあれ」です。

このアクセントは、バレーボールのトスのように「鳥栖」を発音する西日本の皮膚感覚と、非常に親近性がある。なので、「鳥栖」を「(バレーの)トス」と発音するご婦人を横浜FCサポの鏡と呼ばずして、何を横浜FCサポの鏡と呼ぶのかって話です。

■INACvs湯郷(12月27日)

最後に、なでしこリーグのスタンドで見かけた若手女子の皆さまについて。

ええっと、12月27日の火曜日ですね、つまり年の瀬こそ押し迫ってはいるものの、世間的にはバリバリの平日なわけですが、そんな普通の平日の昼下がりに、ワタクシ、女子サッカーなぞを観覧しておりました。

そうなんです、ワタクシ、有閑階級なんでございますのよ、オホホホホホホ、オホッホッホッホッホッ

なんていうのは当然ながら事実とは完全に反するのですが、何の因果か、12月27日の午後に娯楽を満喫できる状況が、そこにあったわけですね、「絶対に負けられないナンチャラ」ばりに。ならば、そのような贅沢な環境を存分に活用しないわけにはいかないんであって、ビックリするほど西高東低の、快晴だけどメッチャ寒いって中、突撃してきましたよ、国立競技場に。

当たり前ですが、スタンドにはシルバー層と、学生(というより「生徒」)が目立つわけです。

タダ券がばら撒かれたのか何なのか、要するに、都内近郊の中学校やら高校やらの女子サッカー部ご一行の皆様方が少なからずいらっしゃいました。

で、サラリーマン(に類する層)は少ない。オマケに激寒。そりゃビールなんて売れないわけで、厚手のストッキングだかタイツだかレギンスだかで生足を完璧に防備した売り子の女子連中は、「ソフトドリンクはいりませんか、、、ホットワインは如何ですか、、、ビールもありますよ」みたい順番でセールスをします。

スタジアムの売り子さんの売り文句の最初が「ビール」ではないという状況は、なかなかレアです。

ちなみに女子サッカー部ご一行のギャルズたちは、盛んに「海堀かわいい」とか叫んでおりました。

………

ホントに可愛いと思ってんなら、呼び捨てはなくね?

とか昭和の体育会育ち男子は思うわけですが、近年の「可愛い」は「ソフトクリーム、かわぁいぃいぃぃ」みたいな使い方もしますからね、そこはワタクシの方が時代の流れに適応しなければならないのでしょう。

スタジアム周辺やらスタンドには、多種多様な人々がいます。だから、癖になるのですね。