CWCの周辺をウロウロ振り返る

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今更になってクラブワールドカップを振り返りはじめるという、旬じゃない加減がハンパない弊ブログですが、別館4thDayMarketCentreは比較的タイムリーな内容となっておりますので宜しくでございます。

阿部と槙野とかをサラッと。

「羽生=漢」説とかをサラッと。

ニトリ=元カノ」説とかをサラッと。

柏レイソルvsオークランドシティ(12月8日)

オークランド             柏

   14   18 19

9 16 8 13 15     10

   21   20 7

3 5 15 7 22 3 5 4

   1                   21

まぁ、レイソルが一方的に攻め立てて、結果としても圧勝した試合でしたよね。田中順也の角度のないミドルシュートで先制して、工藤が追加点を挙げて。

放送の中でアナさんが発した情報なんですがニュージーランドと日本って、時差が4時間もあるんですね。日本から真南に行けばオーストラリアに着いて、そこから少しだけ東に進めばニュージーランドってイメージがあったんで、そこまで経度に差があるのかと、少し意外でした。

よく「オーストラリアならば時差ボケの心配はない」なんて言説を耳にしますが、「時差ボケ」にならない程度の差しかないという意味であって、必ずしも時差がないわけではないんですね。油断していました。というよりもワタクシが如何に海外旅行を経験していないかがバレバレでございますね。そうなんです、ワタクシ、慎ましやかに日々ツメに火を灯しておるのです。

というわけで、オークランド。守備については、縦の揺さぶりに弱いというか、アタッキングゾーンに入ってからのレイソルのパスワークにきりきり舞い状態でした。ただ、クリアがなかなか上手でした。綺麗にミートするクリアが多かったですね。また、攻撃におけるロングキックの球質についても、レイソルよりも秀でていたように思います(あくまで、球質に限定しての話ですが)。

では何故に、オークランドはそこだけ優れているのか。おそらくそれは脚の振りがコンパクトでミートすることに集中できるんだと思うですね。基礎的な骨量があるだけに、無闇やたらと脚を大振りする必要もなければ、変に力むこともない。その分、日本人に比べてクリアなんかのところで正確なプレーができるのかなぁ、なんて感想を持ちました。

そんなオークランド、後半はビミョーなパスワークを交えつつ、攻撃的に圧力を掛けます。最後の技術力こそ不足していましたが、レイソルからすれば押されっぱなし、みたいな印象。ただ、レイソルって勝ってる試合の後半に、こういう感じになることが多いですよね。

なので、このへんは計算ずくというか、いつものパターンというか。その証拠に、レアンドロ・ドミンゲスとワグネルなんかは、かなりタラタラやっていました。要するに省エネモードで後半の時間を潰していたんじゃないでしょうか。

そういう試合巧者ぶりは酒井が負傷したときに遺憾なく発揮され、選手交代までの時間、すばやく茨田が酒井のスペースを埋め、かつ、無駄に倒れて時間を稼いでいました。この辺り、さすがはブラジリアンなチームです。

アルサッドvsエスペランス(12月11日)

アルサッド     エスペランス

    9          15 10

3   14  12 28 18

   5 15 19 21

13 4 21 6    12 3 29 6

18 1

アルサッドがケイタのすんごいシュートが弾かれたところを押し込んで先制し、後半開始早々にもイジョンスがフリーキックに競り勝ったこぼれ球を21番が反応して追加点すると、一方のエスペランスフリーキックをエースのダラジがヘディングで押し込んで反撃するも、最後の決定力を欠き、21で終わった試合です。

結果だけ見ればアルサッドが勝ったわけですが、どっちが個人として、あるいはチームとして高いレベルのプレーを披露していたかと問われれば、エスペランスだったんではないでしょうか。

アルサッドの28番ムサクニのドリブルは切れ切れでしたし、10番(ダラジ)と15番(ヤニック)の2トップ(1トップ1シャドー?)も惜しいシュートをかすめ続けました。

エスペランスの基本形はショートカウンターからの中央突破。真ん中の厳しいところにもポンポンとクサビお縦パスを通して、小刻みなドリブルで相手DFを切り裂く。そして隙あらば積極的なシュート。後半になると圧倒的に攻め立て、サイドを蹂躙しまくります。

こう述べれば、エスペランスはめちゃめちゃ強そうなんですが、如何せん、シュートが決まらない。最後の精度に難があるところは、いかにもアフリカのクラブなのですが、崩しは完璧ってシーンが非常に多かったので、もはや「おまえは谷澤達也か!!」とツッコミを入れずにはいられません。

一方、アルサッドの大黒柱は12番のケイタ。まぁ上半身がゴツいこと、ゴツいこと。もう胸板の厚さとか、尋常じゃないですよね。街で目が合ったら確実にダッシュで逃亡します。

先制点も、この選手から。右サイドの角度のないところから、正確かつパワフルこの上ないスーパーミドルシュートをぶちかますと、相手キーパーは弾くのが精一杯。こぼれたところを14番がヘディングで押し込みました。

この辺りで、ワタクシとしても文明の利器「Wikipedia」様を発動させます。そして大いなる勘違いをしていたことに気がつきます。てっきり、この選手はバルサから移籍してきたのかと思っていたのですが、完全に別人なんですね。こちらは「アブドゥル・カデル・ケイタ」でバルサは「セイドゥ・ケイタ」。

じゃあ兄弟か何かかと思いきや、特に血縁関係もない模様。なぜならば、こちらのケイタはコートジボアール代表で、あちらのケイタはマリ代表。地理に疎いワタクシとしてはコートジボアールとマリの位置関係なんて存じ上げません。そこで、これまた文明の利器「google map」様を発動させます。そうしたところ、どうやらギニア湾沿岸のコートジボアールに北接するのがマリということになるらしいです。やはりスポーツの国際大会というのは世界地理の勉強になります。