夏場の節電対策の周辺でウロウロと空想遊びしてみる

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てゆうか、結局、節電ってどうなるんですかね?一説によると、案外、電力は確保できるんじゃないかとか、でも、大学とかは夏に授業をやらないところもあるらしいとか。

実はワタクシ、学生時代より、割と節電生活には親しんできました。自称「時代の最先端を突き進む男」なのです。と言いますのも、大学入学とともに上京して一人暮らしをしていたのですが、ワタクシ、当時の一般的な一人暮らし大学生の半分程度しか仕送りを貰っていませんでした。つまり、お金がなかったのですね。当然、家にエアコンなんてものは存在しませんでした。電気代を節約すべく、冬も石油ファンヒーター。夏は扇風機。高尚な思想とは無関係に、節電生活をせざるをえなかったわけです。

そういう中で、ワタクシが編み出した夏休み(2ヶ月)の凌ぎ方は、「晩に寝て、夜更けに起きる。朝から夕方までバイトに出かける」というものでした。

1日の中で、最も涼しい時間って夜明け前ですよね。だから、その時間を、如何に有意義に過ごすかってことを追求した大学四年のワタクシは、20:00に就寝、03:00に起床、そこから45時間、テレビを見たり、卒論の準備をするフリをしたり、テレビを見たり、資格試験の勉強をするテイだったり、テレビを見たりしてから、サラリーマンと同じような時刻にバイトに行って、サラリーマンよりだいぶ早く帰宅するって生活をしていました。それもこれも、「一度寝てしまえば、そんじょそこらの寝苦しさで起きたりはしない。夜行バスで危うく寝過ごしそうになる(注:京都に行くべく、京都・大阪方面行きに乗った)」という特技のあるワタクシだからこそ可能だったのかもしれませんが、その夏は割と健康に過ごせた記憶があります。

ただ、1つ問題点がありました。夜の8時になると眠くなるのですよ。そうすると、飲み会に行った日には、なぜだか、電車を乗り間違えたりするのですね。完全に思考停止になっちゃっている。さほど酔ってないし、居眠りをしているわけでもないのに、乗換駅で乗り換えず、気がつけばおかしな路線に入り込んでいたり。

そんな過去の体験をもとに考えたのが、「夏場、野球は早朝5時、サッカーは6時に試合を開始すれば良いんじゃね?」ってことです。

スポーツ興行における節電の要諦は、「照明と空調」なわけです。ならば、明るくて涼しい時間に試合をやれば、それで済むっつうことなんじゃないかと。

ただ、その場合、大きな問題点があります。「どう考えても、観客は試合開始に間に合わないだろう!」って話です。東京ドームを例に考えましょう。手元の携帯サイト調べによると、大宮の人が朝1で東京ドームに行こうとすれば05:20に到着できます。小田原なら06:20、船橋なら05:11。概ね、他の地域も6時台前半ですね。そうすると試合開始1時間くらいは見えないって話になりますが、それは現行のナイターでも同じようなものですから、致し方なしとしましょう。

野球は3時間前後、サッカーならば2時間きっかり(ロスタイム、ハーフタイムを含む)が、1試合あたりの所要時間ですね。なので、5:00にプレーボールすれば野球は8:00過ぎに終わる(ことは少ないか?)し、サッカーは6:00キックオフでも、8:00にはタイムアップになる。そこから出勤しましょう、働く戦士たちよ!神宮やドームや国立からなら間に合うでしょう。味スタとかだと微妙ですね。飛田給8時出発で、新宿には08:51到着です。丸の内(東京駅)には09:10、品川に09:11、横浜だと09:30か。これが西武ドームとなると、、、え…とぉ。まぁそこはフレックスですよ、フレックス。広瀬香美さんの名曲で一躍有名になったフレーズ、それが「フレックス」。かつてイオングループが展開していたスーパー、それもフレックス(東海地方限定??)。

というか、冷静に考えれば、早朝にプロ野球となれば、電車の中のサラリーマンは必死の勢いでワンセグにかじりつきってことになるだけで、多くの「スタジアムの住人」は現場から離れて行ってしまうのではないかって可能性もなくはないですね。いや、でも、「スタジアムの住人」は、あらゆる困難を厭わず、住民票を維持し続けるような気もする。

では、選手の生活リズムはどうなるのか?

選手って、試合の何時間前くらいに球場入りするんですかね?仮に、2時間前入りだとすれば、3:00ですね。通勤時間を1時間と見れば、2:00に出発。となれば、起床は1:00くらいでしょうか。アスリートですから8時間くらいは寝るでしょう。17時に寝ましょう。なので、14:00くらいには帰宅ですね。ということは、10:00くらいにスタジアムを後にして、、、うん、赤羽とか蒲田とかの立ち飲み屋なら、きっと営業してます。ちゃんネェ関係は、さすがにムリか。。。

ともあれ、昔、テレビでやっていたのですが、睡眠で重要なのは午前0時を跨いで寝ることらしいです。1時に寝て8時に起きるより、23時に寝て6時に起きる方が圧倒的によいとのこと。そう考えると一見、無茶のように見えて、17:001:00の就寝というのは、人間生理的には悪くないはず、たぶん、おそらく、きっと(個人の感想ですので、効果を保障するものではありません)。

他方、観客の側。朝一の電車に乗らなければならないわけですから、4時起きですね。ならば寝るのは910時くらいでしょうか。あら、思いの外、常識的じゃないですか。ここは、ノー残業で帰りましょう。18:00に退社すれば19:30くらいには帰宅できます。節電中ならば、お子さんの学習塾は、きっと休業中(な、わけはない?)。そうすると、あら不思議、20:00から家族で食卓を囲めるではありませんか。

これぞ、家庭円満。そうです、節電によるプロスポーツ早朝開催は、日本の家庭を幸せにするのです!家庭が円満になれば、必然的に夫婦の仲もシッポリきます。そうです、プロスポーツ早朝開催は、日本の少子化問題を解決してしまうのです!!家族が増えれば、必然的に消費も増大します。ファミレスで使う金額が1500円くらい多くなります。スーパーで買う鶏肉の量が300gから400gになります。キリを良くするために500g買うかもしれません。そうです、プロスポーツ早朝開催は、90年代から根本的解決を見ない日本の低成長傾向をV字回復させてしまうのです!!!

と、まぁ、空想遊びを楽しんでみました。このアイディアが実現しないことは間違いなく確実なのですが、それでも、これだけは声を大にして叫びたい。「早起きは三文の得」だと。