南アフリカワールドカップの周辺をウロウロと…

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「あえて旬じゃないときにアップする」というモットーを持つ幣ブログ。単に筆が遅いだけとの説もありますが、そんな雑音には耳を貸さずに、なぜか、この時期にこの夏のワールドカップの各試合レポ(地上波限定)をします。

の、第三弾。

日本vsカメルーン

歴史的な一勝でしたよね。松井のキープ力と本田の落ち着いたシュート。守備陣も、特に阿部とかが八面六ぴ(我が携帯の変換能力の限界です)の大活躍をしていました。

さて、この試合、誰をMVPに挙げますか?ワタクシはベンチメンバーの誰かです。「誰か」というやっつけな感じがミソですね。アジアカップの優勝で再確認されたように、ドイツと違って南アフリカでは、チームに一体感がありました。これは、間違いなくベンチメンバーに人格者が揃っているという証拠です。

ワタクシも部活で経験がありますが、それまでレギュラーだった人間が試合に出れなくなると、どうしても味方を素直に応援できないんですよ。理性の力を総動員して、ようやく「すねない」になれるくらいのもんです。

でも、あの試合、カメラに映ったベンチメンバーの全てが一生懸命にチームのことを応援していた。これには大変に感動しました。

長谷部や闘莉王が中心になってチームをまとめたというのは有名な話ですが、それと同様に、これまた周知かと思いますが、やはり俊輔とか楢崎とかの影響が大きかったのではないでしょうか。

コートジボワールvsポルトガル

皆さんは、スポーツ新聞とか読まれますか?

スポーツ新聞って、特に見出しなんかで字数節約のための工夫がされていますよね。「ムーンサルトプレス」は「月なんとか爆」ですし、よくあるのは、例えば「ブルージェイズ」を「ブ軍」みたいに省略するやり方ですね。ここでは、戦後、国民のスポーツへの関心を高めるのに貢献し続けてきたスポーツ新聞に敬意を表して、その書き方に準えます。

ポルトガルは則ちポ軍、コートジボワールは則ちコ軍なわけですが、ポ軍のメイレレス(16)とシモン(11)、コ軍のティエネ(17)の共通点ってお分かりでしょうか?

そうですね、3選手とも鮮やかなタトゥを入れていることです。前々から疑問に思っていたのですが、日本の場合、入れ墨と言えば、伝統的には反社会的と言いますか、多少のアウトロー感を意味したりしますよね。最近はだいぶカジュアルになってきましたが、それでも若者のプチなタトゥだって、どこかに「優等生ではないですが、何か?」みたいな、潜在的なアピールがあるように思います。

欧米とかのタトゥには、そういう要素が全くないんですかね?

仮に、「単なるオシャレのアイテム」だとすれば、上記の3選手はエブエに完敗していました。エブエ、削られてもんどりうっているときに、パンツ(下着の方です)丸見え状態になっていましたが、なかなかのド派手オシャレ下着でしたよ。それに比べるとメイレレスのタトゥなんて可愛いものです。

ホンジュラスvsチリ

えと、叫ばしてもらいます。

「チリ最高!」

「アイ・ラブ・ビエルサ!!」

良いですね。次から次へと、ドンドン選手がわいてくる攻撃サッカー。海外通の方々からしてみれば、「何を今更…」って話でしょうが、そんなことは気にせず、もう一回、叫びます。

「チリ最高!」

「アイ・ラブ・ビエルサ!!」

本当に、オシム時代のジェフを見ているようでした。もう、無闇やたらとアタッキングサードに人が多い。まだまだ叫びます。

「チリ最高!」

「アイ・ラブ・ビエルサ!!」

解説の方が仰っていたように、プレスが合理的に連動しているんでしょう。相手へのプレッシャーも、かなり長い時間維持出来ていました。いやぁ、見てて楽しいサッカーでしたね。世界の中心であろうがなかろうが、最後に、もう一回、愛を叫びます。

「チリ最高!」

「アイ・ラブ・ビエルサ!!」

スペインvsスイス

これぞ、サッカー。みたいな試合になりましたね。確か、日本代表もオランダ戦に関して、「サッカーだから、10回やれば1回くらい勝つ試合もある。その1回がワールドカップになるように万全を尽くす。」みたいなことを、誰かが言っていたように記憶してます。

「『サッカーは何が起こるか分からない』なんて、コピー・ペースト的にみんな使っているだけで、ホントに、そんなことあんの?」

と、素人のワタクシなどは考えていたのですが、本気と書いてマジに、10回に1回は勝っちゃうんですね。

内容的にも、

圧倒的なポゼッション→余裕のパス回し→気がつけばパスに泥酔していた。

事故的な、スペイン目線で言えば「痛恨の一撃」、スイス目線なら「会心の一撃」で失点。

さすがに焦りだしシュート撃ちまくり。撃てども撃てども入らない。シャビ・アロンソも頭を抱える。

メタルスライムをやっつけた。

みたいな、絵に描いたような教科書的な番狂わせでした。なかなか日本代表の試合では見られませんが、引きこもっていたらウッカリ勝っちゃたって世の中に存在するんですね。都市伝説かと思ってました。