南アフリカワールドカップの周辺をウロウロと…

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アジアカップの興奮から漸く静けさを取り戻し、Jリーグの2011年シーズン開幕まで、あと一ヶ月くらいとなりました。そんな今日この頃に、弊ブログが新たにスタートさせるシリーズとは、なんと「南アフリカワールドカップ」!!お気楽ごく楽なテレビ観戦記ですね。

「あえて旬じゃないときにアップする」というモットーを持つ幣ブログ。単に筆が遅いだけとの説もありますが、そんな雑音には耳を貸さずに、なぜか、この時期にあの夏のワールドカップの各試合レポ(地上波限定)をします。(←ここの部分はテンプレ、今後も使い続けます)

の、第一弾。

まずは、南アフリカvsメキシコについて。開催国である南アフリカが、面目を保った開幕戦。ただし、マッカーシーがいなかったので、無知なワタクシは、南アフリカの選手を誰一人知りません。

一方、メキシコならば何人か知っている選手がいます。皆さん、「メキシコ代表」という言葉から連想するのは、どの選手ですか?

世代がバレそうですが、ワタクシはカンポスですね。なんか、卓球の四元菜生美さんとキャラ、かぶりません?必ずしも「派手=オシャレ」とは限らなくね?みたいな。

さて、現在のメキシコ代表といえばマルケス選手でしょうか。ミーハーでスミマセン。それくらいバルセロナ所属だったという看板には価値があるのです。マルケス選手、ルックス的に「セクシーなラテン系」を地でいく男前。なんとなく元トリニータ監督のシャムスカに似ていません?

シャムスカさんが、胸前ガバっと開いた衣装で、胸毛生やしつつ、「オーレ!」とか顔の斜め上で手を叩きながらサルサとか踊れば、だいたいマルケスになりませんかね?

ウルグアイvsフランス

この試合に関していえば、1つ、どうしても許せないことがありました。

ウルグアイは、いまの御時世なかなか見かけなくなった3バックでしたね。その3バックの一角を務めていたのが、ビクトリーノ選手。

ちょっと待ってくれ、と。ウルグアイのビクトリーノ君がなぜ最終ラインにいるんだ、と。ビクトリーノ君はフォワードだろう、と。ユース年代のときは同じ南米のアルゼンチンにいた天才、ファン・ディアス君の影に隠れがちにはなっていたけど、ウルグアイのエースとして孤軍奮闘していたじゃないか、と。

確かに、ディアス君に比べてビクトリーノ君は今一つキャラが弱かったし、それは翼君や日向君を越える個性を発揮できず苦悩していた新田君と重ねあわせて我々は見ていたよ。でも、だからといってゴリゴリのストッパーとして、我々の前に再び姿を表すことはないじゃないか。

なんか、とっても悲しくなりました。

でも、そうやって自分の居場所を確保したとするならば、ワタクシはビクトリーノ君の新たなチャレンジを応援したいと思います。

アルゼンチンvsナイジェリア。

さて、そのファン・ディアス君のモデルになったであろう神様に率いられていたのが当時のアルゼンチン代表。

神様もスーツを着るんですね。例えばアルゼンチンが雨中の激戦を劇的に勝利したとして、神様は、スーツ姿でもちゃんとダイブするんですかね?「ダイブしたいけど一張羅のスーツだし、防水にも限度があるし、もったいないからやめとこうかな、でも気持ちの高揚をカラダ全体で表現したいから飛び込んじゃおうかな、でもでも、スーツ…」みたいに逡巡しまくっている神様の姿は見たくないところです。

それにしても、このお方、引退後いろいろやらかしていても、アルゼンチン国内では圧倒的な人気があるようですね。日本で言えば長嶋茂雄さんみたいな存在なんでしょうか?

長嶋さんの場合、警察のやっかいになるようなことはしていませんし、そういう観点ではクリーンですが、監督としては、しばしばファンの皆さんにサプライズを与えまくりな人でした。それでも、現役時代の長嶋ファンの長嶋愛は何一つ変わらなかったっぽいんですよね。国民的英雄とは、こういった人たちのことを指すのでしょう。

最後に韓国vsギリシャ

この試合は、正直、衝撃を受けました。

東アジアの国でも流動的な442って可能なんですね。ワタクシは、日本や韓国といった国々には無理だと考えておりました。

発祥の国である中国は、よく解りませんが、日本や韓国は国民性として、いまなお随分と儒教的な価値観が染み付いてますよね。厳密なことは存じ上げないので、素人的な解釈になりますが、儒教的な価値観って、要は、年功序列とかそういった上下関係といいますか、身分制的な役割分担によって秩序を維持しようって感じかと思います。

つまり、「役割分担の固定化」に流れやすい発想なんだと思います。そう考えると、儒教的な価値観の染み付いた国民にとって、「流動的に、臨機応変に」みたいなやり方は、最も苦手とするところになるはずだと思い込んでいました。

しかし、この日の韓国代表は、前線の4人ないし6人が柔軟にポジションチェンジを繰り返し、流動的な442を、ほぼ完璧にこなしきっていた。

これは衝撃的でしたね。基本的に(日本人を含む)東アジア人に442は向かないと思っていましたが、この試合で見解を改めました。