2010年シーズンを振り返る、サポーターの横顔編栃木サポの周辺をウロウロと…

                                  にほんブログ村 サッカーブログへ
にほんブログ村

日韓対決も間近ですね。個人的に、「国の威信を賭けて、あの国には負けられない!」みたいなノリは苦手なのですが、日韓戦って往年のジュビロvsアントラーズみたく、ハズレなく必ず我々のテンションをマックスにしてくれますよね。

・・・なんですが、ワタクシその時間、確実にヘベレケになってます。必然的に翌朝早起きして録画観戦することもないでしょう。おそらく、結果を知ってから翌々日くらいにボケェと眺めるかな、、、

というわけで、そうです、弊ブログ、通常運転なんです、ええ、ええ。

皆さん、引越ってされたことありますか?

引越といえば、子どもの頃の転校。ワタクシ、自称「幼稚園から中学校まではエスカレーター」で育ちました。単に公立だったってだけの話なんですけど。たまたま○○幼稚園、○○小学校、○○中学校の○○の部分(つまり地名)が同じだったんですね。

要は転校とかをしたことがないんですね。ただ、今回の話では、転校とかの引越をひとまず除外して考えます。本エントリーに関わるのは、大学に入るときの上京(大阪でも名古屋でも構いません)とか、転勤とか、大人になってからの引越ですね。

別に引越に拘る必要もないんですけど、ともあれ、大人になってから、遠距離地域へ生活環境を移すと、「同じ日本っつっても、文化って違うものだなぁ」って感じません?

「文化」って言うと大げさですね。「皮膚感覚」に言い換えましょう。

で、新しく住んだ場所で感じる「皮膚感覚の差」なるものは、詮ずるところ「とまどい」なわけですので、どうしても慣れるまではネガティブな印象になってしまいます。

個人的な経験で言えば、18歳の頃は日々、「ボケたらつっこめや!」とか「よく平気で『つまらない』とか言えるな、それは気の利いたツッコミのできない受け手(=お前)の責任やろ!」とか、1人で勝手にイライラしてました。そういう「皮膚感覚の差」が今回の主題です。

前置きが長くなりましたが、ここから栃木サポに対して悪態をつかせていただきます。前回のエントリーでも書いたのですが、ワタクシ、フクアリに行くときは、アウェイコーナー自由というカテゴリーの席で観戦します。

ここのカテゴリーの様子は、だいたい2つのパターンに分かれます。1つは、文字通り「ガラガラ」ってパターン(富山戦、愛媛戦など)。この場合、人口密度的なストレスは、一切なくて快適です。

もう1つは、満席に近いパターン(前回取り上げた札幌戦など)。この場合、人口密度的なストレスは、甘んじて受け入れないと仕方ないわけですね。

共通するのは、ゴール裏の人数と比例するってことです。ゴール裏の動員が少なければコーナー自由席もガラガラ、ゴール裏が満席だったら、コーナー自由席の人口密度も高くなる。

しかし、この日の栃木戦に限れば、そのどちらでもありませんでした。

この日も、いつものように、遠い方のゲートをくぐって、アウェイ側のコーナー自由席に向かいます。最近は一階席に固定。で、席を探していての第一印象は、「けっこう混んでるな」。

しかし、ゴール裏席を見返してみると、それなりに余裕があるんですね。ゴール裏には人数が少ないのに、コーナー自由には多い。これは、なかなか出会えない光景です。

ともあれ、両サイドに一席余裕を持たせることができず、右側は先客さんと隣あうように着席しました。ということは理論上、座席稼働率は5割を越えているはずなんですね。

ただ、落ち着いてよく見てみると、どうも、そこまでは多くない。にもかかわらず、人口密度的なストレスを感じる。これはどういうことか?

謎が深まりますが、理由は、ごく単純。

一席(荷物が置いてある)あけた左隣は2人連れの栃木サポ(レプリカ着用)でした。で、ワタクシが座っても、まだ荷物置き用の一席があったということは、この2人連れの栃木サポさん、右側を二席あけていたわけですね。眺めてみると、その2人連れさんは逆サイドも同じように二席あけている。

ラーメン屋とか牛丼屋とかを御利用になられる方なら解ると思いますが、「二席あけて座る」って行為は、それだけで絶対的に迷惑じゃありません?

例えば5席あったとして、1席おきならは3人座れるところ、1人でも2席おいてしまうと、実質的に2人しか(快適に)座れなくなるわけです。

話を2人連れの栃木サポに戻しますと、この両人は、さらに、お互いの間に一席あけて荷物置きに使っていたんですね。「どんなけ荷物を持ってんだ?」という疑問もありますが、ここで強調したいのは、2人の着席した椅子の他に、両サイドに各々2席、間に1席を無駄に使い、つまり事実上、2人で7席を使っている事実です。

そりゃ、人数の割には、人口密度的なストレスを感じるはずだ、と。

しかも、「2人で7席」というのは、別に、この2人連れだけでなく、他の2人連れ客もだいたいそんな感じでした。つまり、栃木サポの皆さんにとって「2人で7席」というのは、標準型っぽいんですね。

実際、栃木SCの観客動員数を見てみると、平均して3000人ちょっと。ある程度ゴール裏に人数が固まることを鑑みれば、「2人で7席」で十分まわせるんですね。

しかし、普段からときどきフクアリに行き、「すいている割に見易いから」という理由でアウェイのコーナー自由席の常連気味になっているワタクシとしては、出会ったことのない秩序なので、面食らってしまうわけです。

まさに「皮膚感覚の差」ってヤツですね。

おそらく栃木サポの皆さん的には、「いつも通り」の「2人で7席」だったと思うんです。だから、ワタクシが着席しようとしたとき、一瞬、「事実上の満席なのに、まだ入ってくるの?」みたいな空気が流れた。

でも都内在住、とはいえヒップホップ育ちな要素の一切ないワタクシ的には、「7席あったら少なくとも4人は座るでしょう」ってノリだから、なんの躊躇もなく突撃するわけです。

ザッツ「皮膚感覚の差」。それを実感した1日でございました。

まぁ、ゴール裏でないとはいえ、アウェイ席なんで、住所は千葉市であっても、栃木県民の皮膚感覚に合わせなければ仕方ないとは思いますが。それにしても、2人でサッカーを観戦するのに7席も必要かなぁ?って素朴な疑問を禁じ得なかったりします。