前回、「続く」で終わるエントリーをしたので、ヒトの道的に、前回の続編を投稿しなければならないのですが、今回はザスパ草津についてです。一応、「軸足はJリーグ」と思っているので、なんとくなく、二回続けて代表関連は、できる範囲で避けたいなぁ、なんて考えてまして。
皆さんは、「群馬のサッカーチーム」と言われれば、どこが最初に思い浮かびますか?
「ザスパ草津」とのお答えは、Jリーグファンとしてはスタンダードでしょうが、おそらく群馬県人的には多数派ではないのではないかと、推察申し上げます。では「アルテ高崎」でしょうか?この答は、失礼ながら奇をてらいすぎでしょう。と言うか、「ホリコシ」(本体は学校法人でしたっけ?)は、現在、どうなっているんでしたっけ?
多分、群馬県において最も有名なサッカーチームは、「前橋育英」ではないでしょうか?
なんとなくの印象ですが、
ザスパ草津の試合は見に行ったことがあるが、前橋育英は見に行ったことがない。
前橋育英の試合は見に行ったことがあるが、ザスパ草津の試合は見に行ったことがない。
両方とも見に行ったことはない。
以上の4択を群馬でお住まいの方々にアンケートすれば、おそらくが一番多いでしょうが、その次に多いのはではないかな、なんて危惧(←Jリーグ目線)を致します。
なんと言っても、ザスパ草津と前橋育英高校サッカー部とでは歴史が違いますからね。
そういう群馬県の状況と、Jリーグの「地域密着」を併せて考えたとき、ザスパ草津としては、できれば前育と友好的な関係を作りたいと考えているところでしょう。
その両者の友好関係を象徴する存在になるはずだったのが佐藤穣(元)選手。前育を卒業後、ザスパに入団。ほどなく頭角を表し、昨シーズンは主力として計算できる戦力として活躍しました。
ところが、この佐藤穣君、昨シーズン終了後に謎の退団を果たします。
表面上の理由は「海外指向が強く、うんたらかんたら」。
実際に海外挑戦しているようですし、メッタなことは言えませんが、かなり唐突な退団でしたので、何らかの「出来事」があり、それに対して「日本社会的な処理」をした、といった感じではないかと邪推いたします。とにかく、これによって、「前橋育英のプロ部門化」が頓挫したザスパ(そんな方針があったかどうかは知りませんが)。
窮地に陥ったザスパが次に繰り出した手段こそ、ユニフォームの前橋育英化ではないでしょうか。んなことないですね。あるわけないですが、行論の都合上、そういうことにさせて頂きます。
前育と言えば、言わずもがなのタイガー軍団。黄色と黒の縦縞ですね。そして今シーズンのアウェイユニということでしょうか、この試合の草津は白と黒の縦縞、ゼブラカラーでした。前育のタイガーカラーに対し、今年からザスパはゼブラカラー。単なる偶然とは思えません。
これはザスパの前育に対するおもねりではないでしょうか。つまり、
「ユニフォームを貴校と同じ縦縞に変えますから、今後もザスパ草津を宜しくお願い申し上げます。」
という草津の意思表明ではないか、と個人的に解釈させて頂きます。これを阿諛追従と言わずして、何を阿諛追従と言うんだ、と。
えと…
念のため申し上げますが、冗談ですよ。ばかばかしいと思いつつ、思い浮かんだんだから仕方ない、と逆ギレしてみます。
ちなみに、「地元の強豪校との関係形成に失敗」という意味では、対戦相手のジェフ(当時は市原)の方が先輩格ですね。
鈴木選手はグッドプレイヤーでした。それは京都や水戸でも証明済みですね。茶野選手に至っては、ジーコの御前でウッカリとミドルシュートが決まってしまったことにより、日本代表に登り詰めてしまいました。もう1人の扱いをめぐり、船橋方面との関係がギクシャクしてしまいました。
そのような市原時代の負の遺産を払拭すべく、ホームスタジアムを千葉に移転させた後のジェフが断行したのは、奇しくも、ユニのマイナーチェンジでした。
黄色と黄緑から、黄色と紺に改めました。まさにあれは、バシフナに対する贖罪を最大にして唯一の目的としていたものだと、個人的には確信しています。
ともあれ、そんなジェフも今年からユニを原点回帰させました。
きっと、当時のバシフナの監督さんも協会秩序に吸収され、茶野選手も巡り巡って千葉に戻ってきたことにより、「ミソギは済んだ」と判断したに違いありません。
その結果、かつての黄色に黄緑という配色が復活しました。しかも、黄色のシャツに黄緑のパンツ、そして黄色のソックスです。
黄色と黄色と黄色に黄緑って…
と、お感じになられた方もいらっしゃるかもしれません。それは、そこのアナタかもしれません。
しかし、この「黄色と黄色と黄色に黄緑」こそ、ジェフの「市原市と船橋市ならば船橋市の方が強いけど、千葉市となったいまや、船橋市など恐れるに足らず」という自信の現れであり、「自前のユースを復活させて、バシフナ如きにビクビクしないようになってやるぜ!」という決意表明かもしれないのです。なんせ、「黄色に紺」という配色は、いやいやながら森崎君へのレクイエム代わりに採用したとしか解釈できないんですから。
そんなわけで、是非「黄色と黄色と黄色に黄緑」を熱くサポートしようではありませんか!
・・・えと、いったいワタクシは何を言ってるんでしょうか、、、
くどいようですが、ユーモアですよ。ウィットに欠いているだけで。