南アフリカ大会での期待値の周辺をウロウロと…

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日韓戦に完敗して以降の一連のあれやこれやを完全に無視した、全く以て空気を読めないというか、読まないというか、今でも「KY」って皆さん使いますか、みたいなエントリーです。

で、結局お前は南アフリカ大会で日本代表に、どれくらいの成績を期待しているんだ?ってな話です。

箇条書き風にまとめると以下の通り。

勝ち点01…「岡田くん、どうだい、Jリーグとかの国内リーグから出直してみては」

勝ち点2…可もなし不可もなし

勝ち点34(グループリーグ敗退)…「まぁ、よく頑張ってくれたんじゃないでしょうか。マロハクルシュウナイゾヨ」

グループリーグ突破…「いやぁ、岡田ちゃん岡田ちゃん♪(*^ ・^)ノ⌒☆ ぼかぁ、これくらい出来ると初めから信じていたよ!」

ベスト8…「涙って悲しいときだけでなく、すごく幸せなときにも流れるんだね。」

ベスト4…「・・・(失神中)」

13位…「・・・(しばらく失神中)」

それぞれ補足します。

これに関しては、「お前なんて監督やめちまえ!」でないところがミソです。

仮にWCで惨敗したとしても、それは「岡田さんが通用しなかった」のではなく、「日本のサッカーが世界には通用しなかった」に過ぎないというのがワタクシの立場です(この辺りは先週のエントリーで述べました)。

そして、岡田さんがJリーグの歴代日本人監督のなかでも、抜群の実績を残していることは間違いないわけですね。

個人的には、WCで惨敗したとしても「あの岡田さんをもってしても通用しないのが、日本サッカーの現状」だと受け止めるつもりでいます。

ただ、世間一般はおそらく、そのような評価をしないでしょう。多くの日本代表サポは「岡田のせいで負けた」というマスコミの論調に同調するかと予想されます。

なので、そういう「ないものねだり」に応えられなかったことによる低評価を甘受したままサッカー界を去ることにはなって欲しくないわけですね。

当然、「惨敗しない」というのが最も望ましいわけですが、仮に、不幸な結果に終わったとしても、反町さんみたく、キッチリ捲土重来を果たしてもらいたいわけです。

尤もワタクシの場合、これまでのエントリーで述べてきたように、日本代表に過大な理想を抱いておりませんから、現実と幻想のギャップに苦しむということも少ないんですね。

だから、そのギャップを突きつけられて痛感する「やるせなさ」を誰か特定個人に押し付けてカタルシスを得るなんて必要に駆り立てられることも、いまのところ余りありません。

そういったことで岡田さんへの評価がヌルくなっているのかもしれません。

これは以前のエントリーで説明しましたので、今回は省略。

実は、このあたりが現実的な目標なんじゃないかな、と思ってます。

「惜しかったな!もう少しで決勝トーナメントに行けそうだったし、十分チャンスもあったよね」

とか思わせてくれたら、さしあたりの合格点と言っていいんじゃないかな、と考えてます。

ホームアドバンテージのないWCであることを踏まえれば、2002の決勝トーナメント進出に準ずる結果は、こんなところではないしょうか。

でも、グループリーグ突破して欲しいよなぁ、ってのもあります。

前回のドイツ大会でわかったことは、ヨーロッパ予選を2位通過するくらいの評価を受けている国とは、五分に渡り合える。引き分けに持ち込める。それくらいの地力は、日本代表にも備わっていそうだ、ということかと思います。

もちろん実際に2位通過だったか否かが問題なのではなく、ポットAには入らないであろうヨーロッパの国々という意味です。

ルーマニアだとか、旧ユーゴスラビア諸国であるとか、ギリシャとかスイスとか、そういった国々ですね。

こういった国々とは互角の勝負も十分に可能だと言うことは、オシム時代にも証明されているかと思います。

日本代表の現在地を、その辺だと想定するならば、グループリーグ突破も不可能ではない。

ただ、例えばスロベニアとかスロバキアとかが決勝トーナメントに進出したら、世界中のサッカーフリークの間では、ちょっとしたニュースにはなりますよね、たぶん。

日本代表も、おそらくそういうことだと思います。

決勝トーナメントに進出して当然というほどではないが、世界中がひっくり返るほどのサプライズでもない、そんなところじゃないでしょうか。

ただし、組み合わせ的に「デンマークカメルーンではなく日本」というのは、ちょっとした驚きを世界に与えるかもしれませんね。

オシムは旧ユーゴをベスト8に導いたことで、世界的名将の地位を不動のものとしました。

ヨーロッパ予選を2位通過クラスの国の代表をベスト8に導くというのは、つまりそういうことなんだと考えます。

限りなく夢物語に近いけど、まだ一応、ミリ単位の現実性はあるのかな、と。

以降は省略です。説明不要でしょう。

そんなわけで、「わずかな可能性にかけて」ではない状態で、第3戦を迎えて欲しい、これがワタクシの結論でございます。